可愛い獣と僕の夜

・作

淫魔と獣人のハーフであるルルフは落ちこぼれだった。獣としても淫魔としても未熟だったルルフはある日人間のキースと出会い、夜ごと美味しい食事と楽しい散歩を繰り返す。大好きなキースのいうことを守りたいルルフだが、どうしても我慢ができず──…

キースは退屈な仕事を終えて、金色の髪を結い直すと人知れず屋敷を出て離れへ向かった。
190㎝はあるであろう大柄な男は広い屋敷の庭の奥、木々に覆われた小屋に住みついている。
ルルフはとても毛深く、瞳の色は金色であり、鼻筋が通って…というより顔はオオカミのそれだ。
キースと出会って以来、ルルフは一日の大半を離れにある狭い小屋でじっとして過ごしている。

「ルルフ、ただいま」

ドアを開けるなり大きな尻尾を揺らし、ルルフは勢いよくベッドから駆け出してくる。
キースが腕を広げるより早く飛びついたルルフは、母親譲りの美貌と言われるキースの顔を無遠慮に舐め回した。

(あぁ、もう!ルルフは今日も可愛いなぁ)

「よしよし、今日もいい子にしていたんだね」
「おかえりなさいキース、ごはんとさんぽがしたい」

ルルフは人間ではないが、犬やオオカミとも言いがたい。
キースは知らない間に敷地内に住みついていたルルフを見て、誰に相談するでもなくこの離れの小屋に住まわせている。
ただの人間であるキースも初めは恐ろしい化け物だと思ったが、尾を振って舐め回してくるルルフに容易くほだされてしまった。

「おいでルルフ、いつでも食べられるように準備をしておいたんだ。あの木の下まで散歩を、到着したら食事にしよう」

背筋を伸ばして小屋から少し離れた大木を指差したキースは、ルルフにそう声をかけて歩き出す。
そんなキースの側で走り回りながら、大木をぐるりと一周してはキースの隣に駆け戻り、また走り出していく。
キースは木の幹に背を向けると細長く整った指先でボタンを外していき、ベルトをゆるめて少しずつ肌を露出させていく。

キースの手元を見つめるルルフの視線はこの上なく真剣だった。
何度聞いても何度試しても、小さなボタンを外すという作業はケモノには難しかった。

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