女装癖のライバル~彼はネコとは言ってません~ (Page 3)

思わず泣きべそをかくと、薫は俺の乳首を吸い上げるようにして離して、乳首の周りにも細かくキスを落としていく。

その間にも薫の手は俺のジーンズのチャックを開けて、下着越しにペニスを撫でる。

すでにそそり立っているせいで裏側に薫の指が当たり、今の俺にはそれだけで十分すぎる快感だった。

「あああッ…出るッ、出ちゃ、ぁぁ…」

俺は腰をガクガクとひくつかせて、熱い精液を吐き出した。

下着は俺のものが染み出て濡れてしまった。

「嘘でしょ…ハハッ、この程度でイッちゃったの?」

「いやぁ…見ないで……お願い…もう許して…」

「何言ってんの…ここからが本番なのに…」

*****

薫は俺の足の根本から下着の中に手を入れて、ペニスを直に擦り始めた。

「あぁッ、いまイッたばっか、あああッ…嫌だぁ…!」

腰が勝手に揺れて、次の快感を求める。

どんなに口を押えても、唇を噛んでも自分の声が止まらない。

自分の体がいうことを聞いてくれない。

勝手に涙もよだれも出るし、きっと俺の顔はぐしゃぐしゃだろう。

それを拭うことすら考えられなくなっていく。

初めての収まらない快感に恐怖すら覚えているのに、その快感に身をゆだねたら…と期待してしまう。

そしてまた精液を吐き出した。

「翔ぅ、君の体はセンスあるよ…何度でもイけそうだね」

「イけない…もう出ない…」

「そっか…しょうがないなぁ、趣向を変えよっか」

すると薫の手が陰のうを通りすぎて、アナルに触れた。

その意味はさすがの俺でも見当がついて、俺は一気に血の気が引いた。

「ッ、や、やめろ、それだけはやめてくれ!!」

「へぇ、それは知ってたか…」

「頼む…他なら何してもいいから…」

「翔でもそんなに懇願することあるんだ…」

俺は自分の貞操だけは守りたくて必死に薫の腕にすがりついた。

「うん、わかった」

「薫…」

「絶対やめてあげない」

薫はにやりと笑みを浮かべてから、また俺の唇を自身の唇でふさいだ。

薫は俺の唇をむしゃぶりつきながらアナルの入り口を揉み始める。

そして舌を入れるのと同時に、アナルに指を入れてゆっくりとかき回す。

そのせいでアナルを直接かき回されているように錯覚する。

「んんんッ、んぅ…んッ…」

薫の服を掴むと、薫は俺の後頭部を押さえてもっと深くまで舌を絡めた。

それに合わせてアナルに入れる指を増やした。

口の中とアナルの圧迫感が苦しいのにゾクゾクとした快感がペニスに集まってくる。

それでも触れてもらえないペニスは、透明な汁が垂れ落ちるだけで、いつまでも解放されない。

俺は薫の肩を叩いて唇を離した。

「薫っ…触って…くれよ…」

「どこを?」

「わかってるだろッ、いじわるぅ!」

「え~、言ってくれなきゃヤダ」

ぐちゅんとアナルの気持ちいいところに指を押し付けられる。

「んんん!!」

「ほらほら…可愛く言わなきゃイかせてあげないよ?」

「ち…」

「ち?」

「俺のおちんちん擦っていかせてぇッ…気持ちよくなりたいよぉ!!」

「よくできました。ご褒美にたくさんイかせてあげる」

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