指名率No.1ホストは黒服に犯されて (Page 4)
俺が悪態をつくと、剣先は俺の手首をちぎれそうなくらいの強い力で引っ張り、すぐ傍らにあったドアノブに手を掛け、薄暗い物品庫の中へと放り込んだ。室内はツンとカビの臭いが充満し窓から光が届かないくらい、ものが積み上げられている。
「いってぇ…おい剣崎、てめぇ黒服のくせに生意気だぞ!こんなところに連れ込んで何する気だよ!」
「何って、指導を行うと述べたはずですよ?そのまま大人しくしていなさい。抵抗さえしなければ、すぐに済みますから」
暗闇で視界が利かない中、相手は華奢な身体からは想像できない腕力で俺の両腕を取り、頭上にねじあげ、己のネクタイをするり、と外しては、俺の手首を固定した。
「痛いでしょう?雅、いい顔していますね」
何という格好だろう。コンクリートの壁に背中を押し付けられ、相手の鼻先はもう眼前だった。これではまるで…剣崎が俺を襲おうとしているようではないか。
「まさか、こんな密室に連れ込んで俺とヤろうって思ってんのか?とんだ変態だな!」
「雅、今の自分の状況がわかっていますか?」
めげずに喚き続けようとした唇を、彼の親指によって左右になぞられる。気持ち悪くて仕方がなかった。
「アンタ…ゲイなのか――んぁっ!」
俺の問いに応えるかのように、剣崎は俺の唇に自身のを重ね合わせた。抵抗することもできずに、力を入れていた上下の境目も、彼の貪るような口づけには為す術もなく、口内に剣崎の舌を招き入れてしまう。彼の舌が口腔内で暴れ、上顎や、歯茎までもが唾液で汚されていき、息苦しくて堪らない。
「はぁっ…むぅ…あっ!やっ…むぅ…」
身をよじらせて抵抗する。口の端からタラタラと伝う涎(よだれ)が足元に零れても彼は行為を止めようとはしなかった。
「どうしました雅。唾液でシャツが汚れているじゃないですか。女性の前では大口叩いてたらしこんでいるくせに、ディープキスだけで腰が立たなくなるなんて、案外ウブなんですね」
片手で俺の両手首を縛りつけている剣崎は、空いているもう片方の人差し指で、俺の顎下に垂れていた唾液をなぞり、あろうことかシャツ上から上半身の突起に触れた。
「なァ!?」
濡らされたことによって肌着を身に着けていない乳首が姿を現し、消え入りたい衝動に駆られた。
「女たらしの雅には似つかわしくない、ピンク色の幼い乳輪ですね。おまけに、陥没ときた。埋まっているトコ刺激したら、アナタはどんな声を聞かせてくれるんでしょう」
「や…やめろ!触んじゃねぇ…!」
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