世界一可愛い変態小悪魔 (Page 2)

「あぁあっうれしい…っ…その目ゾクゾクするっ」

男は白い首をのけ反らすと、いっそう高く嬌声を上げた。

彫刻のような美しい肉体がピクピクと痙攣し始める。

「ぁあああッッイっちゃうぅっ!んんッッッーーー!」

次の瞬間、白濁の液体が放物線を描いた。

「ぁあっぁ…ああ‥っ止まんない…ッ」

放たれた精液が次々と胸へ落ちる。

その一筋が乳首になぞりながら、黒革のソファに垂れた。

「ぅ…ぅぅあっ…ぁあっ…」

男はしばらく悶えていたが、やがて全身を脱力させた。

そして俺に目をやると急に笑い出した。

「ふふっ…ふふふっ…」

「な、なんだよ」

「ねぇ、今度はそっち手伝おうか?」

まさかと思い股間に手をやる。

「ウソだろ…」

そこで初めて自分が勃起していることに気がついた。

*****

自宅で見知らぬ男と鉢合わせるのは初めてではない。

彼らは皆、貞操観念を欠いた姉のセフレでむしろ同じ顔を二度見かける方が珍しい。

俺は1年ほど前から姉と同居している。

姉の住むマンションに俺が転がり込んだわけで、男を連れ込むなとは強く言えなかった。

せめて事前に知らせてくれるとありがたいのだが、今日のように男だけ置いたまま仕事に行ってしまうこともしばしばだった。

「大丈夫、すぐにおさまるから」

「でも辛そうだよ?溜めると体に毒だし」

手足をだらりと投げ出したまま男が言った。

「そりゃそうだけど…」

「さっきは僕も手伝ってもらったし、今度は君の番」

姉のセフレには変人もいたが、ここまでネジの外れた男は初めてだ。

ノーマルなセックスしか経験のない俺にはこの変態が恐怖にすら感じる。

しかし勃起はおさまる気配がなかった。

「…ちょっとトイレで抜いてくる」

すると男がソファから体を起こした。

「ねぇ、遠慮しないでよ」

精液が筋になって男の体からソファに垂れる。

俺は慌ててティッシュを渡した。

「おい、動く前にそれどうにかしろ。部屋が汚れる」

「ん?」

男がキョトンとしたまま首を傾げている。

「あぁクソ…っ」

俺はティッシュを奪い取ると、代わりに胸の精子を拭ってやった。

「なんで俺がこんなっ…」

白い胸を突き出したまま、

「ありがとう」

と男は目を細めて言った。

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