ドM御曹司のご主人様は (Page 2)
床にひっくり返って嫌がっておりますが、その言葉は聞かなかったことにして貞操帯をはめたあとしっかりと鍵を閉め、
「我慢できたら…ご褒美差しあげます」
プラプラと目の前で貞操帯の鍵をちらつかせましたところ、
「我慢…するぅ…!」
ふたたび大興奮で転げ回り始めたではないですか。
「よしよし、お利口さん…」
優しく頭を撫でてやり、リードという名の縄を強く引っ張り上げて差しあげました。
「あうっ…ああっ…」
「今日は手もおちんちんも拘束されて不自由でございますからね…」
*****
「天気だけではなく風も心地よいですね」
広い屋敷内を引き連れゆっくりお散歩をする。
屋敷は高い塀に囲まれ、急な来客などがない限り人様に目撃されてしまう危険はないのですが…
「ああっ…気持ち…いいんっ…!」
うっとりとした表情で大人しく歩く全裸の男性。そのうえ身体を縄で縛られペットのように繋がられている…
客観的に見ればカオスな光景でございますが、それがたまらないのでしょう。
「ほら、見てください、あのバラの花壇。私が一生懸命お世話をしたのですよ。綺麗でしょう?」
「はっ…はああっ…綺麗…」
「大旦那様にいつ来客があっても大丈夫なように、と」
そんなことよりもこの状況に大興奮な様子で腰を上下に振り、貞操帯を早く外してと言わんばかりの態度。
「おや? 枯れてしまっている部分が…すぐに手入れを…」
近くにくくり付けておくのに丁度よさそうな園芸用の柵がありましたので縄をしっかり外れないよう縛り、
「待て! そこでお座りして待っていなさい」
と言い聞かせたところ、
しょんぼりとした顔で地面にぺったりとお座りになりました。
「あと…このおもちゃ、お好きでしょう? …お口で咥えて待っててね? 」
*****
枯れてしまっている枝にハサミを入れ、取り除いてゆく。
「ふぅ…これで大丈夫かと…。また美しい花を咲かせてくださいね」
植物にも優しい言葉を掛けると美しく育つ、といわれています。
そんな願いを込めて花達に話しかける…
「あっ…あああっ…椎名っ…」
しかし私の後ろには男性器を模したおもちゃを口に入れ、もがいている全裸の男性…
なんだかものすごい世界観でございます。
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