秘書の仕事は性接待 (Page 4)
明け方まで犯され続けた俺が目を覚ましたのは正午を過ぎていた。
裸のままだけれど後処理は綺麗にされており、残るのは多数の鬱血痕のみだった。
サイドテーブルに目をやると新品の上質なスーツが一式置かれていた。いつもの光景だ。
けれど、ひとつ違うのは、バイブが置いてあることだ。
ごくり、と喉が鳴る。
媚薬のせいかくすぶった熱が、朝になった今も落ち着いてくれなかったのだ。
『これをお尻に入れてスイッチを押せば、隣室にいる私達に通知がいくようになってる。すぐに昨夜の続きができるよ』
そんな走り書きの紙も添えられていた。
だめだ。昨晩の拷問のような快楽責めにとらわれたら死んでしまう。耐えられない。やめろ。理性が必死で叫んでいる。
いつもの俺なら間違いなくそれに従っていたはずだ。
けれど、一晩どっぷりとなぶられた身体はもはや、欲のことしか考えられなくなってしまっていた。
震える手が、理性の制止を無視して勝手に動く。
「ダメ…やめろ…っ、止まって」
うわ言のように呟きながらも、バイブを手にした右手はよどみなく俺自身の秘部へと進んでいった。
「やだっ、いやああぁ…っ」
ぬぷぬぷと入っていく質量に体が悦ぶ。
「だめ、スイッチだめっ!」
指先がぶるぶると震える。バイブが前立腺をかすめると、腰がゆれ出してとまらなくなる。
「んっ、ん、ぅ、ああ」
ほしい。抱かれたくない。気持ちよくなりたい。
「ぁ、あ」
もうろうとして意識がぶれる。かろうじて開いた目が見たのは、スイッチを押す己の指だった。
「嘘、いやぁああああ!!あっ、んあっ!!!」
数分とたたずに、俺は男達によってベッドへと戻されるのだった。
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