オフ会にはご注意を (Page 2)

「あ、起きたぁ?おっはよー」

真央が目を覚ますと、心なしか顔を赤くしたイツキが自分を見下ろしながらそう声をかけてきた。どういう状況なんだこれは、と混乱し、起きあがろうとした真央の動きをイツキが制した。

「あっ、ダメ、マオ、そこダメぇ、気持ちよすぎておかしくなっちゃうからぁ!」
「え、えぇ!?」

その言葉を聞き、下半身に違和感を覚えた真央が恐る恐る下を見ると自分の性器がイツキの胎内にズッポリと入り込んでいた。真央が身体を起こしたことによりイツキの性感帯に真央の性器が当たってしまった、ということらしい。あまりの事実に真央の頭は混乱を極めていた。

「い、イツキ?一体これどういうこと、っていうかなんでこんなことになってるの!?」
「えー?」

イツキは真央の言葉ににんまりと笑った。

「今日のオフ会、オレめっちゃ楽しみにしてたんだよ?そしたらさ、すっごくオレ好みの可愛い子が来てさ、話も盛り上がってさ?そんなの……食べちゃうしかないじゃん?」
「な、何言って」
「だから媚薬盛って〜、逃げられないように手首縛って楽しんでたんだけど、やっぱり起きててくれた方が気持ちいいね!」

イツキの言葉で真央はやはり自分が薬を盛られていたこと、そして自分の両腕が拘束されており動かせないことに気付く。

「や、やめようイツキ?こんな、こんな会ったばっかでしかも俺たち男同士なのにおかしいよ!」
「えー?」

イツキは拗ねたような表情で真央を見下ろしてきた。

「マオはオレとするの、気持ちよくない?」
「そ、そういう問題じゃなくて」
「気持ちいいならよくない?あ、もしかしてマオって……童貞だった?」
「な、何言って!」
「図星なんだ」

イツキがぺろり、と舌なめずりをして悪い顔をして笑った。

「じゃあ脱童貞記念でおにーさんが気持ちよーくしてあげるから……存分に楽しみな?」

そして真央をとん、とベッドに押し倒し、騎乗位の体勢に戻り好きなように動き出した。

「あっ、あぁ、きもちいい、きもちいいよマオぉ!」
「〜〜〜っ!」

顔を真っ赤にしたイツキがあられもない姿でよがっている姿は、真央を興奮させるには十分だった。

「……イツキッ……!」
「あっ、マオ、そんな、まってぇ……!」

こらえられなくなった真央は腰を振り、下からイツキを突き上げた。何度も繰り返すうちにイツキは快感からか体勢を崩し、真央にもたれかかるように倒れてきた。

「も、ダメェ……気持ちよすぎてイッちゃうよぉ……」
「イッちゃえばいい、だろっ!」
「あ、あぁっ!」

真央がひときわ強く腰を打ちつけると、イツキはあっけなく精を放った。そして真央もイツキの胎内に射精する。

「はぁ、ぁ……きもち、よかったぁ……」

イツキはとろけたような顔をして真央を見つめている。

「ね、もっかい……シよ?」
「……うん」

しゅるり、とイツキが真央の拘束を解いた。その後すぐに真央がイツキを押し倒す。2人の夜はまだ始まったばかりだった。

Fin.

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