プライスレス・ラブ (Page 6)
霧島の部屋は、想像していたものとは全く違っていた。
「けっこう殺風景なんだな」
「着飾るのは自分だけで十分なんですよ」
ウィッグや髪飾りを取った霧島は、するり、と俺に寄り添う。
やや暗めの照明が霧島の頬に、その長いまつ毛の影を落としていた。
「部屋に男入れたら、おまえ、こうなっちゃうの」
「だって真鍋さん、本当に来てくれるなんて思わなかったんで」
脅されてなくても、今日の霧島と、じゃあな、なんて別れられなかった。
「真鍋さん……」
青と黒のストライプ柄の枕が、ぽつんとあるだけのベッドに招かれる。
一緒に乗り上げて、霧島の顎を掴み、キス。
ちゅ、ちゅ、互いに熱くなっていく。
「おまえ、ここまで女装……?」
長いスカートのすそをまくり、脚を広げる霧島に誘われるがまま、中を覗いて呟いた。
「徹底的、主義……なんですよ……っはぁ」
すでに盛り上がっているソコを、そろりと触れ、霧島の吐息を聞く。
薄暗くてよく見えなかったけど、レースのついた下着が、じわりと熱く濡れる。
「んっ、まな、べ、さ……んっ!」
「えろいな」
ひどく乱した格好が興奮をさらにそそり、女性用下着から反応をしたソレが顔を覗かせる、この状況が、すごくいい。
下着越しに穴があるだろう部分を指で擦る。
疑似挿入を試みると、霧島の腰がびくんっ、びくんっと跳ねた。
「焦らす、っのが、真鍋さんのっ、プレイなんですか……っ?」
「いや?今日は別に仕事でもないし」
霧島のソレから垂れるモノがローションの代わりになって、穴をじゅぐじゅぐ言わせる。
一応、マナーを守るためにも、霧島がくれたローションのフタを開けて、ベッドに押し倒した霧島の脚の間に中身がなくなるまで垂らした。
霧島の下着も服もベッドも、べちょべちょ。
こうやって責められるのが好きなのか、霧島はずっと小さな声で喘いでいた。
「ふ、んん……真鍋さ……」
「急かすなよ」
「ん……!」
下半身を乱し、頬を赤らめる霧島が、いつもの霧島とは違うように見えた。
ぎゃあぎゃあ言うのかと思ったけど、それも違ったし、これはこれで。
なかなか。
「舐めるか?」
「ん」
ベルトを外し、ズボンを脱いでやると霧島は飢えた動物みたいに俺のモノに、しゃぶりついてきた。
喉奥でギュッと締め、咥内でちゅくちゅく舌を使って舐め転がす。
根元は指で刺激しつつ、それに連動して腰も振ってみせる。
後頭部を掴んで、腰を前後に強く振り、霧島に苦悶の表情を浮かべさせた。
「おら、もっと頑張れ」
「ん、ん……んっ」
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