タチネコ争奪じゃんけん勝負 (Page 2)
ぬちゃぬちゃといやらしい音を立てながら、奏の指が涼真の中を探っていく。
すでに四本の指を飲み込んでとろとろにほぐれたそこを、奏は執拗に責め続けていた。
「も、いいだろっ、しつこいぞ……!」
「でも、まだ痛いかもだし…」
「うぁっ!?」
中のある場所を擦られると、電撃が走ったように涼真の体が跳ねる。
最初はムズムズする程度だったのに、いじられているうちに敏感になってしまったらしい。
「気持ちよくしてあげるって言ったでしょ?」
「やっ、めッ…! もういいって……!」
じゃんけんの結果は仕方ないとはいえ、余裕ぶっている奏にリードされっぱなしなのが、涼真にとってはなんとなく癪(しゃく)だった。
何か一つでも思い通りにしてやろうと考えて、涼真は身をよじって奏の手首を掴む。
「…指じゃなくて、奏のがほしい……」
「……っ、そんな殺し文句、どこで覚えてきたわけ?」
口では冗談っぽく言いつつも、奏の目は激しい欲望に燃えていた。
後孔からぬるりと指が抜き取られるのを感じながら、涼真は奏のペースを乱せたことに満足げな薄笑いを浮かべる。
「痛くても知らないからね」
ぴたりと後ろに熱いものがあてがわれたのを感じて、涼真は息を飲み込んだ。
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