何を考えているかわからないクールで冷たい兄に執着無理矢理えっちされる話 (Page 2)

「あ、ごめん。俺の携帯だ」

兄貴に尋問されるのも面倒だと思っていた矢先だったので、なんてラッキーなんだと通話に出る。

『お、優。お前って今日家に1人なんだろ?』
「大地か。…んー、まあそうと言えば…そうかな?」

電話に出ると、大学で特に仲良くしている友人…大地の声が聞こえてほっと力が抜けた。
久々の兄との対峙(たいじ)に思ったよりも緊張していたのかもしれない。

『なんだその歯切れ悪い感じ!まあいいけどさ、それならこれから俺の家来いよ!3日間くらい養ってやってもいいけど?』
「え、まじ?それ結構助かるかも」

『じゃ、決まりな!荷物まとめて俺の家集合ってことで!』

大地の言葉を了承し、電話を切る。
思ってもみなかった幸運に思わずにやけてしまう。

「誰からの連絡だ?」

頭上からの冷たい声にはっと我に返った。

「あ、ええと…大学の友達から。それで、俺今からちょっと出かけなくちゃいけなくて」
「今から?…何時に帰って来る予定だ?」
「その…ええと…帰ってこない、かも…」

気まずさに兄貴の顔をなるべく見ないようにして告げる。

「俺、その友達の家に3日間泊まろうと思ってて!兄貴が俺のこと思って帰ってきてくれたのはありがたいけど、やっぱり兄貴も休日は1人で過ごしたいだろ?だから、別々に過ごすのもいいんじゃないかなーって思うんだ」

…、…?

反応のない兄貴をチラッと見上げる。
感情のない顔…それはいつも通りだ。けれど、どこか…怒っている、ような?

ああこの時、俺は兄貴の様子なんか伺わずに逃げていればよかったんだ。なんて、過去の自分を責めることしかできない。

*****

「んんぅ、あああッ!!」

グチャグチャと中をかき回される音に、頭がおかしくなりそうだった。
体がふわふわ浮いているような、それでいて腹の奥の方が熱くてもどかしいような感覚。

「っひ、やだ、やだって…ッ」

「何が嫌なんだ?お前のここは嬉しそうにしてるぞ」

冷静な兄貴の声が、余計に嫌だった。
こんなにおかしくなっているのは俺だけだと、嫌でも自覚させられてしまう。

兄貴の細くて長い手が俺の中を擦る。
そのたびに体がビクビクと痙攣し、俺の意思とは関係なくたち上がっているペニスの先からは先走りがだらだらと溢れてゆく。
気持ちがいい?こんな、無理矢理されているわけのわからない行為が…?

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