ミルクコーヒー～君の声に溺れたままで～ (Page 3)

熱くて、大きくて、今にも弾けそうなそれは、少しの痛みさえも快感に変えてくれる。

耳元で吐息が溢れるのと同時に、俺からも甘い声が溢れた。

『っあぁ、んぁ！や、まだ、うごかない、でぇ…』

「やだじゃ、ないでしょ？ねぇ」

また首筋に唇を当てられて、俺はもう何もできない。

『っ、くるし、っあ、ぅ、おく、おくぅ…』

「っ…気持ちいい、ユイちゃん」

少しずつ緩く動いていた腰が、どんどん速くなっていく。

『あっ！ぁあ、ぅん、けい、んぁ、やぁっ！！』

「っ、ユイちゃん、今日も、締めつけすごいよ…」

『あっ、や、まっ、またぁ、イき、そっ、あっ、あっ』

「ほら、また、言うこと…あるでしょ？」

動いてた腰が止まり、俺はまた焦らされる。

『ぅ…いじ、わるしないで…』

「じゃあ言って？」

汗ばんだ俺の髪をかきあげて、俺に密着してわざと寸止めする。

そんな啓輔が、今は愛おしくなってしまう。

『っあ…け、啓輔…イかせて…ください、お願い…します』

そう言うと、啓輔はしゃがれた声で笑った。

『っ！？ぁ、や、きゅうに…っ！あっ！！やぁあ、はげし、ぁ、ああ！！』

また腰を思い切り振られて、俺はもう限界だった。

『いく、むりい、ぁ、やっ！ああ！！』

「ほらっ、イケよ、ユイ、ちゃんっ」

頭が真っ白になった。

それだけは覚えてる。

『あぁ！！いくっ、イク、や！ぁ！で、るっ、あっ、ああっ！！』

そのまま俺は果てた。

だが、啓輔はまだ俺の腰を持ったまま振り続けるのをやめない。

『っ、あぁ、けい、いった、もうっ！いった！！ぁあ、ああっ、あ！』

そしてそのまま、啓輔は何も言わないまま俺の中に出した。

「…っ」

終わった後いつも啓輔は、息切れしながらペニスを抜き、1人でシャワーを浴びる。

この独りの時間。

いつも俺はぼーっとしながら、何も考えずに待っている。

きっと、この先もずっと。

啓輔にとって俺はこの程度で、俺にとっても啓輔はその程度。

でもなんでか、たまに寂しくなる。

多分気のせいだけど。

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