肉体系体育教師はセラピストの強制女性化プレイに夢中!
最近お疲れのガチムチ体育教師、九折(くおり)は、他の教師に勧められ、『リフレサロンcloudy move』へ行ってみることに。彼の鍛えられた肉体を見たセラピスト羽後(うご)は媚薬オイルで乳首やペニスを刺激し、四十路おっさん教師をエビ反りミルク噴射するメス体質へと変化させていく――!!
「えーっと…“オイルマッサージ60分コース”に追加で同じコースをお願いしたいんですが…」
この申し出に、受付の女性スタッフが怪訝(けげん)な顔をした。そりゃそうだ。いくらくたびれたおっさんだとしても、オイルマッサージを120分も受ける奴なんて、滅多にいるもんじゃないだろうし。
「ご指名のセラピストはいらっしゃいますか?」
それでも気を遣ってくれたんだと思う。もしくは、サロンのお得意様だとでも思われたのか…奥から出てきたもう1人のスタッフが、助け船を出してくれた。
「指名、というほどでもないのですが…羽後さんって今日空いていますか?実は先週、彼にオイルマッサージの無料券をいただいたもので…あんまりに気持ちがよかったんで、その券で最初の60分を、追加の60分は現金で支払おうかと…」
続けて『贅沢(ぜいたく)っスよね?』とトボけてみたら、受付の子たちの態度が急変した。
「あぁ~!こちらこそ大変失礼いたしました。羽後のお知り合いでしたか!それならどうぞどうぞ!あと10分で手が空きますから、着替えてお待ちください」
――別に知り合いってワケじゃないが…と思いながら、壁に貼られたセラピストの札に“羽後紫苑”の名を見つけて身体がほてる。オイルマッサージ専用の下着に履き替え、バスローブを羽織れば準備は万端(ばんたん)。施術室に入る直前で、スタッフがほどよい温度まで冷ましたカップ1杯のカモミールティーを手渡してくれた。
俺はつい先週、この茶がもたらす効能を体感している。
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リフレサロンcloudy move(クラウディムーヴ)は2~3年前、繁華街の一角にできたマッサージサロンだ。俺みたいな野蛮(やばん)なおっさんが、“リフレサロン”なんて言葉を聞けば、いかがわしい店じゃないのか?と思うが…どうやら足の裏や手の反射区を押す、いたって普通のマッサージ店らしい。この反射区というのを刺激することで、内側に溜まっていた老廃物が外に流れだそうとするんだとか。
むくみや疲れが取れるだけでなく、肌荒れ改善、便秘改善、睡眠の質までよくなると、俺の勤める波比良(なみひら)中学の女性教員の最近の話題は、このサロンでもちきりだった。
俺は別に美肌を手に入れたいワケでも、便通が乱れているワケでもなかったのだが、今年40歳で体育教師をしているもんだから、足腰にガタがきていた。
大学時代アメフトで鍛えたこの身も、歳には勝てないらしい。座り仕事をしていればむくんでくるし、肩は凝るし、眼だってかすむ始末。それを朝の職員会議のあとボソリと呟いたら、現文の佐藤先生、地理の斎藤先生、英語のシンディ先生の“おしゃべり最恐女史(さいきょうじょし)トリオ”の地獄耳に入ったらしく、ぴーちくぱーちくcloudy moveのよさを説明され、『行ってきなさいよ!』と強引に勧められたのだ。
彼女たちが言うには、セラピストであり、店の経営者でもある“羽後紫苑”(うごしおん)という男がとにかくイケメンだとか。
『九折先生の陸上部が19時に終わっても、最終受付は21時までだから、余裕で間に合うよ!』なんて背中を叩かれてしまったのだ。
――これは無言の圧だが…おっさん1人でマッサージに出向くくらい、怖くない。疲れが取れればいいのだから…と俺は意を決し、リフレデビューを果たすことにした。
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