美大生との一夜の契り 〜先生の裸、見せてください!〜 (Page 2)
「…先生、脱いでください! お、俺に裸を見せてください…!」
「ばっ…バカ! なんで俺なんだ!」
「そっ…それは…。今! 今ここにいるからです!」
まっすぐな視線と、懇願しながらも体を震わせる篤哉に、前沢は断り切れなかった。芸術を理解する者として、なんとか力になってやりたいと思った部分もある。
「…わかった。ただ、今時は男性同士でもなんだかんだうるさいからな。口外するなよ」
「…! しません! 絶対しません! めちゃくちゃ感謝です!」
ため息をつきながらも、カーテンを閉めて研究室の鍵をかける。まだ他の学生が残っていたら厄介だ。絶対に見つからないようにしなければ。
一方の篤哉は、モデルが見つかったことが嬉しいのか、妙に顔を赤くしながら喜んでいた。
するりと白衣から下着までを脱いで、アトリエの粘土像の隣に椅子を持ってきて座る。同じポーズを取ると、篤哉は手を動かし始めた。しかし、それがある地点でピタリと止まる。
「なんだ? 出来たのか?」
「や…その…」
モジモジとしだした篤哉に、また嫌な予感がする。
「先生…質感を出すには…その…」
なるほど。
「触っていいぞ」
「ありがとうございます!」
にっこりと笑った篤哉は、おずおずと手を伸ばしてきた。粘土でひんやりとした指が、肩に触れる。
「ん…」
思わず声が漏れてしまったが、素知らぬふりをしてそのままにする。始めはおっかなびっくり触っていた篤哉だったが、徐々に手つきが大胆になってきた。心なしか、目つきも違っているような気がする。
「おい…ちょっと…」
「せんせ、先生の体ってこうなってるんですね…!」
息がかかるほど近くなった篤哉の顔が、指が、自分をまさぐる。胸元に髪が触れる。
「ちょ…」
これはまずい。ストップしないと。
「先生…」
「な、なあ。ちょっと近い」
何がトリガーになったのか。こんな展開になった後に薄々気づいたものの、もう手遅れに近い。前沢は顎を掴まれて、口づけを受けた。
「ん…っは…」
「せんせえ…すごくエッチ…。せんせのこと、奥まで知りたい」
「やめ…っ…学生とはそういう関係にならな…いっ……!」
「ここまできたら一緒だよ…俺、ちゃんと先生の肌覚えたい。全部知りたい」
全身を這い回る手は、いやらしさを増していた。歴然と目的を持って、前沢の体を撫で回す。篤哉は手だけでなく、唇も使って体を愛撫し始めた。
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