美大生との一夜の契り 〜先生の裸、見せてください!〜 (Page 3)
「ちょ…! ダメだってば…」
「先生、本当は気づいてるんでしょ? あの裸像、先生がモデルだって…」
「!! それは…」
確かに一目見た時から、何となくは気づいていた。ただ、芸術家や指導者としてへの憧れがああいう形をとったのかと思っていただけだったが。
「ずっと先生のこと好きだった…。だから、うまく作れなくて悔しくて…」
「篤哉…」
「せんせ、すき、せんせのことだいすき」
乳首を強く噛まれ、背筋が跳ねる。椅子から力なく崩れ落ちた前沢を、篤哉の腕が抱き留める。そのままビニールシートが敷かれた床に寝かされ、また激しく口づけされる。
「先生…俺のこと、嫌いですか?」
「だから、お前は教え子としてみててっ…! そういうのは…!」
「じゃあ、今日から俺のこと、別の見方してください……!」
半勃ちのペニスを咥えられ、思い切り刺激を与えられる。抵抗しようにも、力が入らない。何より、快楽に身を委ねてしまいたい自分がいる。
「ダメ…っ…出るっ…!!」
篤哉の頭を離そうと押すが、逆に手首を掴まれてしまう。やむなく口内に射精してしまう。
「っ……はぁ…」
「ん…っ」
篤哉は前沢の精液を飲み下すと、ぺろりと唇を舐めた。
「先生…気持ちよかった?」
前沢の答えを待たずに、篤哉はアナルに指を伸ばしてきた。硬くすぼまっているそこに、自身の唾液と前沢のペニスからこぼれてしまった精液を擦りつける。
「俺、先生の中まで知りたい。せんせ、受け入れて」
顔を抑えて首を振る前沢の意思とは逆に、アナルはゆっくりと解れていく。乳首を舐められ、左手でペニスを扱かれ、また緊張が高まっていく。
「もう、いいよね? 俺のこと、受け入れてくれるよね?」
何も考えられなくなっていた。保身のことも、篤哉の進路のことも、自分のこの先のことも。
こくりと頷いた前沢の額に口付けると、内部へ篤哉が侵入してきた。若い学生らしく、性急に腰を使う。緩急をつけるという感覚はないらしい。精力的に内部に出入りし、片手は床に、もう片手は前沢のペニスを刺激する。
その暴力的とも言える快楽に、前沢のペニスの張り詰めが頂点に達する。
「せんせ、出る、出る……!」
「俺もっ…! イくっ…!」
前沢が放出したすぐ後に、篤哉も果てた。
「……先生、ごめんなさい。」
ぶすっとした顔で後始末をしている前沢の後ろで、篤哉がうなだれる。その姿は捨てられた子犬のようだ。俺もつくづく甘いな、と思いながら、前沢は篤哉の頭をぐりっと撫でた。
「もういい。俺も気持ちよくなっちまったし」
「せんせ…」
「ただ!」
しっかりと視線を合わせて、前沢は眉をしかめながら告げる。
「俺を抱いたからには作品に活かせよ」
篤哉の瞳に涙がみるみる溜まる。
「はい!」
「いい返事だ」
篤哉の笑顔から目を背けると、前沢はぼそりと呟いた。
「…それに、お前のことを『教え子』以外の目で見てやっても…いいかもしれないし」
「先生_!!」
「わ〜! くっつくな! 暑苦しい!」
その秋のグループ展で出品された篤哉作の裸像は、とある新聞に紹介記事とともに写真が掲載されたのだった。
Fin.
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