それはお前だけじゃない (Page 4)

「……や、やめ……」
「ここ、どうだ? 気持ちよくねえ?」
「んっ……ぁ……優斗っ」

優斗が蓮の反応を確かめるようにして上目遣いに視線を向けながら、蓮の胸に吸いついた。
蓮は優斗を押し返そうとしたが、上手く力が入らない。

優斗は蓮の反応に満足そうに笑みながら、右の指で小さな飾りを優しくいじる。
熱くぬるりとした舌が、反対の飾りを愛撫した。
そうしている間にも、優斗の左の手のひらが優しく脇腹を撫でる。
誰にも触れられたりしないところをそのように愛撫されて、蓮の呼吸は荒くなっていった。

「ゆう、と……やめてくれ……あっ!」
「まだそういうこと言うわけ?」
「よせ、そこは……!」

蓮はそれまで羞恥で赤くなっていた顔を、さらに赤くした。
優斗が蓮の下腹部を撫で、その手をさらに下へと這わせたからだ。
ズボンの中に手を入れ、下着越しに優斗は蓮のものに触れた。

「硬くなってる」
「っふ……っ……く、ぅ……ぁ……」

歯を食いしばって、羞恥と快感に耐える。
優斗を押し返そうとしていた手にはもう少しも力が入らず、ただ彼の肩にすがるだけになっていた。
震える右手をなんとか口元に持ってきて、手の甲で口を押さえる。
それでも、唇の隙間から情けない声が漏れた。

優斗の手が、硬くなった蓮のものを下着越しに愛撫する。
曲げた人差し指と中指で挟むように横側を撫でられて、蓮の身体がビクビクと震えた。

「ん……蓮……顔、見せろよ」
「ぁ……」

優斗がそう言って、手の甲で口を押さえている蓮の、その手のひらにキスを落とした。
そして、そのままその手を左手で絡めとって、ベッドにそっと押さえつける。

「蓮、すっげえ可愛い……」
「なっ……ばか、言うな……あっ!」

優斗が四本の指の腹で、下着越しに蓮の裏筋を撫でさする。
あまりの快感に、蓮はとっさに体をひねって優斗の手から逃れようとしたが、優斗の指はしつこく蓮に快感を与えようと追ってきた。

「これ気持ちいいか?」
「あっ、あっ! やめっ……――っ!」

うつぶせになろうとする蓮を押さえ込んで、優斗は蓮のものを擦る手を速めた。
蓮は息もできなくなるほどの強烈な快感に、優斗の服とシーツを掴んで、背を丸めながら達した。

「っは、はぁっ……ぁ、……ぁっ……」

蓮が達してなお、優斗の手は優しく蓮のものを撫でて快感を煽った。
優斗の指が優しく上下するのに合わせて、びくっびくっと蓮の身体が痙攣した。

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