アプリで知り合った男が変態だったんだが (Page 3)
「で、お前は今なにしてるの?」
「…僕はお前なんて名前じゃないです」
「なんて呼べばいい?」
そう聞いた瞬間、俺が寝ているベッドへと潜り込み、甘えた声で「優也って呼んでぇ」と言う。
「僕は今保育士やってるのぉ」
左腕に腕を絡まれ、抱きつかれる。
「保育士? 保育士がタトゥーとかヤバいんじゃないの?」
「うん、ホントは消したくないけど消すよ~」
猫のようにスリスリと顔を肩に擦り付けられる。
なんなんだ、この変わり様は。
「いい加減地に足つけろって言われてねぇ…それで学校行って保育士になったの」
「なんで保育士なんかに? 大変じゃない?」
「僕ねぇ、子供向け教育番組のお兄さんになりたかったの。あれって歌できないとダメだし、なにより子供好きじゃないとなれないの。ものすごい狭き門だし」
それで保育士になったのか、と納得した。
「それでねぇ、保育士って女性が多いし出会いがないのぉ」
ああ、ネコ…じゃなくて優也は生粋のゲイなのだろう。
「仕事は楽しい…んだけど…ね?」
「…それで、どうしたの? はっきり言ってよ」
数秒間の沈黙の後、
「ずっとえっちしてないから…思いっきりえっちしたいなぁ? って」
思わず大笑いしてしまう。
「ド直球に言うねぇ! あはは!」
「だってぇ、えっち好きなんだもん」
「へぇ、今までどんなセックスしてきたの?」
「赤ちゃんプレイが多かったぁ」
こりゃまたぶっ飛んだプレイで笑いを堪えることができなかった。
「本物の保育士にあやしてもらいたい、ってぇ! でもぉ、今日はいじめられたい気分なの。いつもあやす側だからぁ…ね?」
なんだかすごい人に当たってしまったな…
「ねぇ、早くいじめてよぉ?」
着ているTシャツに手を掛けられ、上半身裸にされる。
「おお、かっこいい! 」
趣味で鍛えた胸板をペタペタと触られ、「男らしい人がタイプなのー」と大喜びだ。
「へぇ、マッチョが好きなの?」
優也はまるで子供のように無邪気に笑いながら、「だぁいすき」と答えた。
俺は数秒間考えたのち、
「じゃあ、俺の筋肉をおかずにオナニーしてるところ見せて?」
「ええー! それじゃえっちじゃないじゃん!」
「オナニー見せてくれたら…入れてやるよ…いじめられたいんだろ?」
わざと少し声を低くし耳元でささやく。
「……ホントに?」
「激しくしてやるよ…! ほら、そこに立てよ…!」
ベッドの前に立つよう指示し、しっかり下半身が見えるようにする。
「ちょっと勃起してんじゃん…ほら、自分で射精させてみろよ」
「ああ…うう…」
ぎこちなく自分自身の肉棒を握りしめ上下に動かし始める優也。
「そんなんじゃ、いつまで経ってもイケないよ?」
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