一緒にするだけ、のつもりだったのに (Page 4)
柳田の言っていることが何のことか一瞬わからなかったが、柳田の長い指でその場所をトントンとノックされて、背中にゾクリと電流が流れたような気がした。
以前、風俗通いの知り合いが、前立腺マッサージを一度受けたらそれ以降どハマりしていたのを思い出した。
「こっち触りながらだと、もっとすごいんです」
「うわっ!」
柳田は膝裏に手をかけてあっという間に俺をソファにひっくり返すと、指をあの部分にあてがいゆっくりと奥へ進めた。
すっかり唾液で濡れていたせいか、難なく柳田の指は侵入を果たし、くちゅくちゅと濡れた音を立てて出し入れされた。
粟立つような感覚がぶわっと一気に腰から上がってきて、感じたことのない感触に思わず力が入る
。
「あっ、やなぎだっちょ、ちょっと、まてって!」
「牧さん、もっと力抜いてください」
柳田は、指の出し入れをしながらペニスの先端を反対の手で包みこみ、まるでフライドチキンを食べるように陰茎にしゃぶりつく。
陰嚢までキャンディのように舐められ、声を抑えられなかった。
「あっ、んんっ、んっひあっ!」
深く突き立てられた指が、目当ての場所を暴き出した。
指がそこを掠める度に、腰の奥の方に重い快感が蓄積されていくのを感じる。
手と指と舌で巧みに積み重ねられた刺激は、今にも弾けそうだ。
「はっ、あんっや、柳田っ、もうっでそうっ!」
「どうぞ、イッちゃってください」
「そ、んな、っ手はなせって!あっひぁっあぁんっ!」
あっけなく達してしまい、久々に他人から与えられる刺激で吐精感を味わった。
柳田が手を離さなかったので、みれば手のひらから白濁が溢れ出している。
我ながら量の多さに驚くほどだった。
柳田も、きっと引いてしまったろうと申し訳なくなって、ちらりと股間に目をやると、ボクサーに収められていた彼のペニスはなんと、大きなテントを作っていたのだった。
「牧さん、イクとき可愛い声出すんですね。俺ちょっと興奮してきちゃいました」
「はっ!は、は、は、おじさん相手に何をそんなトチ狂ったことを…っあ!っちょっと」
「ちょっとだけでいいんで、ここ貸してもらえません?」
差し込まれたままの指がまたぐりぐり掻き回され、びくりとペニスが跳ね上がる。やばい、これはハマりそうだ。
こんなに気持ちよくなってしまうなんて想像以上だった。
ぐちぐちと指を抜き差しする柳田にされるがまま、声も抑えられずに喘ぐしかなかった。
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