一緒にするだけ、のつもりだったのに (Page 3)

女はともかく、男の前で自分の勃起したペニスを晒すなんて考えたこともなかったが、いざとなればそんなに抵抗はなかった。

柳田も自分のペニスを擦るのに集中しているし、自分もオナニーするのが久しぶりなので、あまり気にせず目の前のエロ本をおかずに妄想にふけることができた。

若い頃は、あまり大きい方ではないのでデカい奴がいばってるのを見ては悔しい思いもしたが、自分の手のひらにしっくりくる自分のペニスが嫌いではなかった。

次第に硬度を上げ重さを増したところで、先端の丸みを手で包むようにし、にじみ始めた先走りのぬめりを借りて集中的に扱くのがいつもの自分のスタイルだ。

本当は反対の左手で玉をもみたかったけど、柳田の存在を思い出して手を止めた。

「へ〜牧さんて、綺麗な色してるんですね」

急に耳元で囁かれ、思わず悲鳴をあげた。

「なんだよ、お前急に!ちょっと萎えちゃったよ」

柳田は、いつの間にか真横に移動していて、俺の股間を覗き込んでいる。

「あ、ほんとだ。すんません〜っお詫びに口でしてあげましょうか?」

「いやいや、それはさすがにないだろ?!」

「え、そうですか?俺ら結構仲間内ではフェラし合ってましたよ?」

「お前の同級生と一緒にすんな!というか、その貞操観念おかしいだろ?」

「え〜でも女の子いなかったし、気持ちいいこと気になるお年頃だったし。お陰で俺、結構うまいですよ?」

ぺろっと出した柳田の舌は、少し長めのピンク色だ。

「牧さんにはいつもお世話になってますし、お礼も兼ねてサービスしますんで」

「お、おい!」

言うが早いか、柳田は俺の膝の間に座り込み股間に顔を埋めると、萎えかけた俺のペニスをむんずと掴み、大きく開けた口の中に誘い入れた。

柳田のフェラテクニックは、言うだけあって悶絶ものだった。

久しぶりの柔らかな刺激に、咥えているのが柳田ということなど、どうでもよくなってきて快感に身を任せることにした。

根本から先端まで激しくストロークして、長く肉厚な舌が陰茎を這い回り、カリの下のくびれも、硬くなった舌先で絶妙な力加減で強弱をつけてぐりぐりと刺激する。

「くぅっ、柳田、んっんぁっ」

あっという間に昇りつめ、あと少しでイキそうだったのに、柳田は口を離してしまった。

「どうですか?俺うまいでしょ」

「っ…想像以上だよ」

「もっとすごいのできるんですけど、やってもいいですか?」

流し目で、そんなことをいわれて思わずごくりと喉が鳴る。

何も答えられなかった俺を見て、肯定と捉えたのか柳田も何もいわずに再び俺のペニスにしゃぶりついた。

口に含まずに、先端から根元までねっとりと長い舌を巧みに絡ませる。唾液が陰茎を伝い、陰嚢の裏まで濡らした。

「牧さん、こっち触ったことあります?」

柳田は、するりと後ろの方に手を伸ばし尻を鷲掴みにした。

「は、はひっ?!な、ないよっそんなの!」

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