もっとちゃんと欲しがってみせて (Page 2)
ルイちゃんは、全体的にでっかいオレと比べると頭一つ分ぐらい小さくて、ちょっと乱暴にしたら壊してしまいそうな気がしてドキドキする。
白くて細い身体を両腕の中に抱え込むと、まるで肉食獣に襲われてる小動物みたいに見えるんじゃないだろうか、なんて馬鹿なことを思った。
「ひ、ぅ」
「ルイちゃん…大丈夫? 苦しい?」
「ふっ、ハ…へーき、だか、ぁッ」
背中に回された手が、オレの肩甲骨のあたりに爪を立てた。
ちょっと痛いけどそれがまた興奮しちゃうんだよねとか、口に出したら変態っぽいから言わないけど。
薄い口唇から零れる吐息も喘ぐ声もたまらない。
濃紺のシーツに押し付けているルイちゃんの身体が、震えてもがくたびに新しいシワを作るのもいやらしくて綺麗だ。
「奥まで入れる、よ」
「うっン、あ、シロ、アッだめ、だ、ぁめ、入っちゃ、う」
自慢じゃないが…オレのペニスは日本人平均よりずっと大きくて、根元まで押し込むと通常なら入らないはずのところまで入ってしまう。
ルイちゃんと恋人になりセックスをするようになってから、ペニスを根元まで挿入するには随分と時間がかかった。
今じゃS字結腸でも気持ちよくなるぐらいお互いに慣れたけど、ルイちゃんに負担がかかるからそう頻繁にはしない。
だけど──…今日はしちゃう。
「あァ──ッ」
猫みたいな声を上げて、ルイちゃんの身体が逃げを打つ。
でもオレが薄い肩に腕を回して頭ごと抱え込んでいるから、満足に仰け反ることもできずに震えるしかない。
最近のコメント