義兄、雌犬ト化ス (Page 3)

絢斗の言う通り、ビクビクと震える身体は思うように動かず、相手がこちらのスラックスを引き下げ、下着からペニスを引き出す光景を黙って見つめているしかなかった。

「ふぁッ…んんッ、だめ…もう…やめッ!!」

俺のペニスを目の前にした絢斗は、まるで新しいオモチャを与えられた子供のように瞳を輝かせ、先端をバチンッと指で弾くと、包皮を激しく上下に動かし、扱いてきた。このままでは、摩擦による熱で頭がおかしくなりそうだ。

「義兄さんのち●ぽ、僕が今まで見てきた男の中でもダントツに小さくて女の子みたい。もしかして、自分が巨根だとでも思ってるの?こんなち●ぽでよく疲れ切った姉ちゃんを叩き起こしてセックスできたねぇ…『昇進のために子供を産んでくれ』?こんな赤ちゃんち●ぽで、姉ちゃんが満足するワケないじゃん。可哀想に…」

亀頭が出たところで絢斗が唾液を垂らし、握り潰されるかと思うぐらいの力で再び擦られる。

(――痛ぇ!!痛ぇよ!!そんなにされちまったら、おれぇ…!!)

刺激を与えられ続けたペニスは尿道口から溢れる透明な汁を纏(まと)わせ、直角に勃ってしまっていた。羞恥心に駆られる俺に対し、絢斗は何が楽しいのか『あぁ、義兄さんの赤ちゃんち●ぽ、ヨダレ垂らして僕を誘ってるよ。数時間前まで女のナカ突いてたのにねぇ…』
と俺のペニスにうっとりとした視線を向けたまま大きく口を開け、それを飲み込んだ。

「うあぁんッ――やめろぉ!!やめろォ!!!」

彼の口内で泡立つ唾液によって、ジュポジュポと犯されてしまえば、身体が未知なる快感に包まれ、跳ねだす。当然、ドアノブにキツく結ばれた手首にも負荷が掛かった。

(こんなの知らねぇ…知らねぇのにッ…)

「義兄さんのち●ぽ、青臭くて…最高。僕にレロレロ舐められて、ガマン汁ずっと止まらないんだもんねぇ…。ミルクが貯蓄されている精子タンクも捩じってあげる。スッゴク気持ちイイからさ…“新しい人生”を歩むのには邪魔な僕の喉奥に全部出していいよ?」

『もう舐めんじゃねぇ!!』と声を出そうとしても、なぜか悦を感じている身体は、制御不能となっていた。そしてあっけなく――。

「うぁああああッ!!!」

ひときわ大きく震えれば、絢斗の口から白濁液が零れるのが見えた。それをわざとらしく喉を鳴らし、飲み込む彼が恐ろしい。

「手コキとフェラだけでイっちゃうなんてツマンナイなぁ…。それにしても義兄さんはさ、姉ちゃんが自分と結婚してどれだけ苦労したのか、知らないでしょ?死んじゃった姉ちゃんの代わりに、僕が代償を求めてもイイ?」

*****

絢斗の姉であり、俺の妻である沙百合と出会ったのは大学の頃だ。映画研究会の部長を務めていた俺は、新入生であった沙百合の儚げな美貌に一目惚れし、彼女を熱烈に勧誘したのだ。

17のときに両親を亡くしたと語る彼女は、幼い弟と共に親戚の家で暮らしていたのだが、寝室は冷暖房のない物置き。食事すら満足に与えられず、辛い思いをしたようだ。それでも成績優秀な彼女は、奨学金に頼りながらも俺と同じ大学へ進学し、アルバイトを掛け持ちして、誰の手も借りずに1人で弟を育て上げようとしているらしかった。

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