恋人とナイショの海デート (Page 4)
砂のついた手で頬を包まれ、耳には波音が響く。
重なるだけのキスをしたあと、セラは俺を見下ろしてはにかんだ。
それはもう愛おしそうな笑顔で俺を見つめる。
「せ、ら…」
「どうしました?」
「…もう一回」
「仰せのままに」
瞼を閉じて両腕を上げる。
セラの首に腕を回し、深く唇を重ねた。
「誰かが見ているかも」なんて考えはすぐに吹き飛んだ。
*****
──パシャッ
あのあとすぐに家に帰ってきた。
お風呂につかりながら、お互いの身体を貪るように抱き合う。
身体の中を突くのはセラのたかぶる肉棒。
「ふっ、ぁあああっ! んあ、はぁっんぐっ」
中を突かれ、胸の尖りを甘噛みされて引っ張られる。
体がブルッと震え、軽くイッた。
でも快感がもっと欲しくて、セラの頭を抱きしめる。
「んんっ、もっともっと!」
「はっ、えっろ」
「お前がこうしたんだろ!」
「ああ、そうだな」
ジュッと胸を吸われ、俺の身体は快感に震える。
俺の欲しい場所にセラは刺激をくれた。
秘密の恋人であるセラは、誰よりも俺のことをわかっている。
私生活だけでなく、望みも、気持ちも、何もかも。
「せらぁ、せら、セラ!」
「気持ちい?」
「うん! きもち、気持ちいっ!」
もっともっとと強請れば、望み通りに快感がやってくる。
「セ、ラ…いくっ、イクッ!」
「俺ももう…」
「はぅ、ぅあああ…アアアッ!」
ブルブルと身体が震え、同時に中に出される感覚もやってきた。
絶頂を迎え、俺はセラの唇に自分の唇を重ねる。
ちゅぱちゅぱと舌を貪り、喰らうようにキスをする。
くちゅぅ…と口の中で水音がたち、お互いの唇が離れた。
熱のこもる瞳で見つめられ、俺の身体はまた疼いた。
「せらぁ…」
「仰せのままに」
「んっあっ!」
グチュンッと音をたてながら、俺の中にセラの太い肉棒が入ってくる。
その夜は約束通り、めちゃくちゃに抱かれた。
ううん、抱き合ったという方が正しいかな。
「セラ、また一緒に遊んでくれる?」
「もちろんだ」
また二人でこっそり出かけよう。
セラがいればにぎわうときじゃなくても楽しいから。
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