僕は淫乱な女装男子 (Page 3)
情事後、二人で風呂に入った。
「洗ってくれるなんて紗月優しい~」
「当たり前だろ、でもせっかくメイクしてきたのにいいのか?」
「メイクなんてどうせ落ちるんだからまたすればいいの」
僕のメイクのことを気にするなんてやっぱり優しいなぁと思いつつ、体をシャワーで流していた。
シャンプーやコンディショナーまでしてくれて、体はボディソープで洗ってくれたので僕はいい匂いだ。
風呂から出たあと、ドライヤーをかけているとそのドライヤーまで取られてやってくれた。
「どうしたの?今日めっちゃ尽くしてくれるじゃん」
「俺のお姫様だからな、だろ?」
といいながらスカートとブラウスを渡してくれる紗月にときめく。
「本当にお姫様になるとこだった…」
「なんだそれ」
呆れながら笑う紗月が愛おしかった。
手早く着替えて、メイクをして、ウィッグをかぶればそこには可愛い女の子。
背の高い彼氏の腕を組んですり寄って歩く。
今日も僕は紗月のお姫様。
Fin.
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