地味な事務員の副業は、可愛いすぎる男の娘でした (Page 5)
じゅぼ、と音が聞こえてきそうな勢いで、瀬良は結腸口へ牧島の先端を押し込んだ。絶妙な腰遣いでエロスを極め、丸みを帯びた海綿体を意地悪く吸い上げていく。
「ンンッ、ぁ、はぅッ…で、るッ…」
夢中で腰を揺すりながら瀬良はびゅぅと射精して、牧島の腹や胸へと肉欲を撒き散らした。股座の中心で跳ねる雌竿を牧島に見せつけながら、ぴんと上を向いた乳首をこねて瀬良は笑う。久しぶりに他人へと晒す、淫乱な自分の本性が心地良い。
「おい瀬良…なん、だよ…マジで狭い、ヤバいって」
「気持ちいい…ですか、先輩?」
「冗談抜きに、もうさ…ふざけんな、瀬良…お前、なんかで…」
「余裕ない顔…最高、ですね。ッぁ、ンンぁ…せん、っぱい…ぁ…いい、ですよ…俺の中に、いっぱい出して、くらさい…」
瀬良がダメ押しとばかりにガクガクと腰を振れば、次の瞬間にはもう、体内で牧島の雄が弾け飛んでいた。ラテックスの薄い皮膜ごしに伝わる、びくんびくん、びゅくびゅくとした、射精の様子。それに極まった瀬良も追いかけるように絶頂を迎えて、細い喉を仰け反らせていた。
「ひぅぅ、ぁぁ…イ、イッく、ぅ、あぁぁぁぁッッ…!」
強いアクメ、溢れる充足感。牧島の竿がずるりと抜け落ちた後に浮かぶのは、ぽっかりと開いた瀬良のアナル。そして、ありとあらゆる感情を含んだ瞳で、それに釘付けになっている牧島。そんな彼に向けて『先輩の太さですよ』と微笑む瀬良は、まるで淫魔のような婀娜(あだ)っぽさを孕んでいた。
「寝るのは、これっきりにしましょう?」
「なんで…」
「先輩への仕返しは完了したので。まぁ、職場での俺への態度を改めてくれたら…またチャンスをあげてもいいですけど?」
形勢逆転を成し遂げた瀬良の気持ちは清々しい。この様子であれば、牧島は瀬良をいじるのをやめて、表向きは心を入れ替えたように優しい先輩に変わるのだろう。
「先輩とのセックス、すごく気持ちよかったですよ?」
「煽んなよ、てめぇ…」
「そんな態度なら二度目はないですよ。とりあえず、男の娘アカウントでは先輩のことブロックしておくので…」
また俺が恋しくなったら、リアルで頑張ってくださいね。そう言い放った瀬良は食い下がろうとする牧島を一切無視して、用は済んだとばかりに着替えてホテルの部屋を出たのだった。
Fin.
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