先生たちの夜の顔 (Page 3)
潤也は、美希人からの誘いを断れない。24歳の体力も精力も有り余っている男に、そんなメンタルのゆとりはない。加えて、エロスを極めたような全裸の恋人は、既に全てを差し出してねだっているのだ。
「ッあぁッ…! ンッ、ひぅ…ぅ…」
「俺まだ動いてないのに、もうイッたんだ?」
「ンぁ、あぅッ…ぁ、あッぁ…」
「美希人、イキやすい体質だもんね? 風呂出るまでに何回イケるかな? てか、さっき慣らしてるときも軽くイッてたっぽいし?」
はふはふと肩で息をしながら、美希人はきゅうと体を強張らせた。そんな彼に構うことなく潤也は腰を突き入れ、強めのピストンを開始する。
「ンぁあッ…あンッ…ッぅ、ぁ、ぅ…」
「尻、叩かれるの好き? すごい締まってる」
「ぅぅ…ぁぅ…す、き…」
「奥も」
「あぁぁッ、ンはぁあ…」
「好きよな? 美希人、相変わらず喘ぎ声大きい…」
かわいい。噛み締めるように潤也が囁けば、それだけで美希人の全身は疼いて再び甘く蕩けた。潤也の言う通り、美希人の喘ぎ声は大きい。スイッチが入れば歯止めがきかなくなり、ひたすら淫猥な行為に溺れてしまう。
「あッぁ、じゅんや…ンぁぁ」
「気持ちいい?」
「…きもち、い…ぁ、あッ、そこ、だめ…すぐ、また」
早くもがくがくと震え始めた美希人に覆い被さるようにして、潤也はその逞しい腕を正面へと伸ばした。目の前の鏡の曇りを拭いて、それから美希人を羽交い締めにするようにがっちりと抱える。
「目、開けて。自分のイキ顔、しっかり見てよ」
「ぁあッ、イクッ…ぅ、あぁン…イク、からぁ…」
「ほら…美希人は、ここが、いいんだよね?」
「ッひぁッ、ああンッ…だ、め…イ、イクぅ…ンあぁぁぁッ…!!」
仰け反ろうとするも屈強な潤也に阻まれた美希人は、羞恥に溺れながら絶頂を迎えて甲高く喘いだ。全身を巡る官能は熱くて甘くて凄まじく、だらしなく開いてしまった唇からは涎がとろりと垂れ落ちていく。
「メスイキ、上手。美希人、可愛い…」
「あ、ぁ、ふぅ…」
「前もイキたい? 俺の手、貸してあげるからシコシコしていいよ?」
いまだ余韻から抜けきれていない美希人は、伏し目の睫毛を涙に濡らしてこくこくと頷いた。潤也が差し出した手筒の中へペニスを押し込み、夢中になって腰を振る。程なくして美希人が射精を迎えると、くったりとしたその体を抱き寄せて、潤也は優しく呟いた。
「体、綺麗にしたらベッド行こ。今夜は、いっぱいえっちしようね」
Fin.
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