僕と僕の彼氏の秘密 (Page 3)
ものすごい恥ずかしい格好にさせられたって気付いたときには
勢いよくパツンパツン腰を打ち付けられてて、
「がっ、アッァッ」って変な声がでちゃってた。
力加減なんか関係なしに、ズプッズップ下から入ってきて、出てを繰り返すし、
さっきなんかより奥にガンガンに当たるし、
コウジくんにまたがっている状態だから、僕の色んなものが全部見えちゃってて、
羞恥心と気持ちよさでわけわかんなくってさ、
「あぁあああッ」ってずーっと叫んでた。
抱っこされた状態でピストンされた後に、
僕の腕が外れそうになったのに気付いたのか、
そのままベッドに連れていかれて、寝かされたんだけど、
コウジくんが上から覆いかぶさってまた挿入してきてさ、続行だよ続行。
もうへろへろだったんだけど、
でも、今度はいれられてるだけじゃなくて、コウジくんは僕のも上下に擦ってて、
後ろのピストンするリズムに合わせて前もいじられるから、
僕は前も後ろも気持ちよくなりすぎちゃって
「こわぃ、こわいよぉ!あぁあああいぃいっイキ、イキたぃいいい、こわぃいいッあぁああッイキたいぃこわいよぉッきもちくておかしくなるぅううあぁっ」
って、最後の方は必死に叫んでた。
コウジくんの吐息が髪や耳元にかかるからドキドキしちゃってさ。
おなかがジンジン熱くなっちゃって、
僕はそのあとまた達しちゃったんだけど、
そのまま朝まで寝ちゃったんだよね。
いいにおいだな~と思って目が覚めてさ、
ダイニングに出ていったらトーストとコーヒーができてて、
サラダと目玉焼きのプレート持ってるコウジくんの姿を見て
うわ~なんて素敵な朝食って感動してたら
トースト頬張る僕に向かって「マンション買おうか」って。
で、僕は「うん。」
って答えて。
コウジくんは黒い髪をかき上げて、僕に優しいキスをしたんだ。
二人で朝食をとっててさ、
コーヒーを飲みながら彼の顔を眺めていたら、
自信…かな、ぼんやりとしていた自信が花開いた感じがしたんだよね。
―――あ、僕もしかして、俳優って道もあるのかな。そっちの才能もあるのかな。
って。
彼の言う通り、今のチームからは抜けて、アイドルから俳優の道に進むのもいいかなって。
色々お仕事をいただいてきた中で、映画やドラマや舞台のお仕事をしているときが一番熱中していて、笑っていたかもって。
お芝居、好きだなって。
彼が認めて進めてくれた道なら、自信が持てるなって思ったんです。
だから、僕はアイドルを辞めても彼と一緒にいるし、
もし、今の職業を引退しても彼と一緒にいると思います。
*****
「って、いうのが某雑誌のインタビューに載るって聞いたから取りやめてもらったよ。」
「え」
一足先に事務所についたコウジくんにこないだトークしたサンプルの記事を見せられた。
「美談だと、思ったんだ、よぉ…」
コウジくんが、微笑む。
―――あ、これは怒ってるときの笑いかただ。
「おうちのことは、人にしゃべらないほうがイイね」
サンプル記事をカバンにいれて、僕のとなりに座るコウジくん。
今日の夜も、寝かせてもらえそうにないな。
Fin.
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