雄穴貫通式~珊瑚龍神への供物~ (Page 2)
「これおいしい!お代わりしてもいい?」
「…充。もう3杯目だぞ?あんまり食うと腹壊しちまうだろ」
「はっはっはっ!元気な証拠じゃわい。たんとお食べ」
子供というのは遠慮を知らない。充と俺は島へ到着するとすぐに80歳になる村長から熱烈な歓迎を受け…彼の家で郷土料理をごちそうになっていた。瞳を輝かせ、飯をかきこむ充の姿なんて初めて見たかもしれない。
「…ところで利夫くん。島民になるには珊瑚龍神様への挨拶と、“貫通式”を済まさねばならん。充くんが眠ったら、ワシと共に本殿へ向かおうか」
(貫通式…?)
「心配せんでいい。移住者全員が行う禊(みそぎ)じゃ。珊瑚龍神様は外部からの来訪者を好まず、災いをもたらそうとするからのぉ…。貫通式さえ無事に済めば、加護を与えられる。充くんの病気もきっとよくなるじゃろう…家の明け渡しはそれからじゃ」
「…わかりました」
村長に耳打ちされてから数分後、腹が一杯だった充は茣蓙(ござ)の上でグーグーと寝息を立て始めた。家が借りられなければ、新生活はスタートできない。
不安ではあったが、医師である俺に充を託し実家へ帰省している妻とまた3人、一緒に暮らすためには――村長からの不気味な提案を受け入れるしかなかった。
*****
「いくらなんでもこれは…」
「どうした?都会の穢(けが)れを清めているだけじゃろ」
丑三つ時。俺は珊瑚龍神が祀(まつ)られているという山頂の神社へ向かう途中、白布を捩じり込みながら股間にくぐらせた“ふんどし姿”で滝浴びを強要されていた。
布を前に戸惑っていると『これは六尺褌(ろくしゃくふんどし)といっての、ちいっとコツがいるんじゃ』などと背後に回った村長から衣類の全てを剥ぎ取られ…身体には鼻先が宛(あて)がわれる。
「…かぐわしい匂いをまとった筋肉質な身体じゃわい。前垂(まえだ)れを付けてみても一目瞭然の男根に、尻側からでも丸見えのフグリ。利夫くんの奥さんはこのイチモツに突かれて幸せじゃのう」
「そ、そんなこと…今はどうでもいいでしょう?充が待っているんです。早く山頂へ…あっ!?」
村長の言葉を遮った俺に天罰が下る。尻穴の上をまたがっていた布地を思いっきり引っ張り上げられ、ペニスを隠す最後の砦をめくられていたのだ。
「汚れは表面だけではない。腹回りから尻を覆う真っ黒な茂みや、窮屈(きゅうくつ)そうにしている男根の隅々まで清めんか!皮を剥き、カリの溝や菊門のシワまでしっかり洗うのじゃ…充くんが可愛いのなら、そのくらい簡単じゃろ?」
「くっ…!!」
(んなこと言われたって…)
*****
「ん、うっ…んんっ!!」
直立などしていられない。俺は村長に尻を見せつけた状態で四つん這いとなり、滝壺に顔を沈めながらも必死で手を動かしていた。彼の言葉に従って包皮を全て下ろし、亀頭を露わにすれば…勢いよく流れ落ちる水が叩きつけられ、ポチャンッと勃起したペニスが水面に顔を出してしまう。加えて、尻穴に水ごと指を挿し込んでは放水し、洗浄後は犬猫のように唸る。
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