雄穴貫通式~珊瑚龍神への供物~ (Page 4)
「では “貫通式”を始めるとするかのう。珊瑚龍神様はどんな願いも間違いなく叶えてくださる。ただ、それには“供物”が必要でなァ。珊瑚龍神様の好物は、中年男の肉体と、熱い精液。つまり…お主の願いを叶えたければ、その豊満な肉体と処女菊門を捧げるのじゃ…ワシらも昔は珊瑚龍神様へ身体を預けた供物。気づけば既婚者の“おのこ”にハマってのぉ。地元出身者を呼び戻し、供物としておったのじゃ。今年は江原くんの番だったんじゃが…お主の方が適任じゃ」
(な…江原の奴、最初から全部知っていて俺を!?)
“処女菊門を捧げる”とすると、貫通式というのは――。
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「落ちる、落ちるゥ!!ははっ!!ひひっ!!」
「この高さで笑えるたァ…すげぇな先生。落っこちたら顔がつぶれちまうだろうによォ」
「香ばしい脇の下をこんなに湿らせて…男根はギンギンに勃起。滝行で汚水を吐き出した菊門もナカまで丸見え。いやはや、よき眺めよのう」
眼下から無数の手が伸び、俺の腹筋、腋、乳首にペニス――あらゆる部分をくすぐる。いくら年配者相手とはいえ、多勢(たぜい)に無勢(ぶぜい)。うつぶせの格好となり、腕と太腿を一緒に縛り上げられる“カニ縛り”で、俺は本堂の梁(はり)に宙吊りとなっていた。
朽ちた梁はいつ折れてしまうかわからず、男たちが面白がって揺らすたびにギシギシと音を立てる。3m下の床は、釘すら出ていた。
今は精液や潮塗(まみ)れのふんどしまで脱がされ、麻縄以外の飾りはない。
「随分とデカくて男臭いち●ぽ持ってますねェ…先生。尻穴といい、清めてきたってのに全く臭いが取れてねぇ。奥さんに逃げられて当然だなァ」
「妻は関係ないだろ!?アイツは俺を愛してくれている…!」
まさか息子の療養のために移住した島で男衆に囲まれ、凌辱されているなんて――夫としての威厳が損なわれてしまう。
しかし、彼らは俺の返しが気に食わなかったようだ。
「先生は滝行で潮噴きした変態ですから。今だって俺らに触られているだけでこんなに我慢汁出しちゃって…あー塩辛ぇ」
「な、舐めんなァッ!!」
その男は俺の真下へ潜り込むと、亀頭からアナルまでをレロレロと舐め回していく。
「んぐっ――あッ!!なにもかも敏感になってるゥッ!!――ナカは止めろォ!!!」
口からは暴言が出るのだが、そんな言葉とは対照的に自分の指で開発したアナルが外部刺激に疼き…ヒクヒクと広がっていく。
(嘘だろ?舌出し入れされて…唇でシワ吸われんのたまんねぇっ!)
「先生ったら初めてとは思えねぇくらい感じやがって…ッ!お望みどおりデカち●ぽと、雑草に覆われた尻穴使い込んで…息子を助けてやろうなッ!!」
「あっ、あッ!!ち●こ揉みながら吸うなぁッ!!もう精液出ねぇッ!!空だ、空なんだッ!!さっきたくさん出しただろォ――ッ!!」
周囲を取り囲んだ男たちの表情が険しくなり、肌をくすぐる指先の動きが一層激しくなる。悶絶した俺は顎が外れんばかりに大きく口を開き、海老反り痙攣していた。
「メスイキしよったか…。いいか、利夫くん。珊瑚龍神様は“おのこ”を孕ませることだってできるのじゃ。年寄りばかりのこの島がなぜ消えずに残っているのか…考えてみよ」
俺をこの地へ招いた友人の消え入りそうな『ごめんな』の声が頭をよぎる。江原が嫌がったのは単に供物になることではなく、“自身の妊娠”だ。医師たるもの授かった命を無碍(むげ)にはできないだろうし、ましてや彼の妻は妊娠中の身。男である自分も神の力で妊娠した、だなんて馬鹿げている。
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