僕の犬、彼の人 (Page 3)
「っ…いった、あっいったからっ…ひぁっあっ」
精子が出ている最中なのに肉壁を抉ってくる腰の動きが止まらない。
彼も夢中になってって僕の話を聞こうとせず、入っちゃいけないところまでめりこんできた亀頭が僕の中を容赦なく犯す。
お尻を持ち上げられて抜けそうになるペニスを締め付けると、苦しそうに眉を寄せた彼が低く唸る。
痛かったのかも、そう思った僕は力を抜くために息を吐いた。
「ヤマちゃ…あっ…っ…あぁっ!」
何度かゆっくり抜き差しをされて刺激に慣れ始めたタイミングで、彼のペニスが僕の奥を突き上げる。
息が止まるような衝撃に背中を反らしてまた中でイくと、彼も僕の中に精液を注ぎ込んだ。
彼の個性なのか、獣人だからなのか、イった後もしばらくお腹に熱を吐き出されている。
わっさわっさと尻尾を振りながら僕の頬を舐め回す彼のこういうところが可愛くて大好き。
「…まこ、ケツ痛くないか?下手でごめんな」
「下手なんかじゃないよ、すごく気持ちよかった」
「ん、けどよ…さっきみたいに言ってもいいんだぞ。なんつーか、あんな風に怒鳴るまこは見たことがなくて新鮮だし…」
やっと小さくなったペニスを引き抜いて、汚れたところをハンカチで拭きながら彼は視線を泳がせる。
いつもかわいこぶって彼にリードしてもらっていたからお互いに知らなかったけど、もしかしたらって閃いた。
異種族が通う学校だからオラオラしているより弱いですってアピールしておいた方が過ごしやすいと思っていたけど、彼もいるしその必要はなさそうだ。
「…じゃあさ、僕が躾けてあげようか?」
顎を撫でて視線を合わせると、彼は驚いたように目を見張ったけど耳がピンと立ち上がって、尻尾がぶんぶん音を立てている。
もちろん僕は経験豊富なんかじゃないし、何をすればいいのか分からない。
でも、喜ぶ彼を見ていたら僕でもできるんじゃないかって気分になってくる。
初エッチの後のデートでは、大好きな彼のためにまずは首輪を買いに行こう。
Fin.
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