タチってなんですか?教えてください! (Page 3)
絡めた舌がじゅる、と音を立てて吸い出され、尖る舌先に硬い歯が触れる。
結局ベルトは外されないままでパンツの上から股間を撫でられるのはちょっとした不快感があった。
胸に手を伸ばして乳首を愛撫しても反応は相変わらず鈍いし、押し退けようにもさっきまでと違ってびくともしない。
布越しに陰嚢を柔らかに揉みあげ、的確に鈴口を爪先で引っ掻いてくる。
キスが下手だったから油断していた、指遣いに関してはかなりの上級者だ。
「んっ…俺も脱ぐからさ、ちょっと退いてもらえない?」
「嫌っす、アキさんそう言って逃げそう」
「…逃げはしないって、どっちにしろ脱がないとできないし…ッ…おい」
執拗に鈴口と雁首を引っ掻かれて年甲斐もなくテントを張ってる。
子犬みたいな顔で覆い被さってきた彼は、俺の言葉を聞かずに先走りが滲んでぬちぬちと音を立てるパンツ越しにしつこく鈴口を弄り続けた。
「ぁっ…待て、本当に出そう、だからっ」
「はい。…アキさんは一緒にイきたい派ですか?可愛いですね」
(そうじゃないだろ。正直しつこすぎてやばいしガキに主導権を握られるのは癪に障る)
彼が体を離した隙に仕切り直して抱いてやろうと思ったのに、それを読まれていたのかうつ伏せに寝かされて嫌な予感がする。
俺はタチ専だ。抱くための相手を探していたし、声をかけた時にそれはきちんと伝えた。
俺の肩を押さえながら腕を伸ばして枕元に用意されたコンドームを手に取り、彼がそれを使用する。
「おい、俺はタチ専だって言っただろっ」
「えっと、はい。それは聞きました」
「なら一回退け、おかしいだろこの態勢」
背中に体重をかけて俺のベルトを外し、下着ごと太腿まで下ろされれば様子見なんかしてる場合じゃない。
積極性や興味じゃなく、こいつは俺を抱くつもりでいるんだ。
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