タチってなんですか？教えてください！ (Page 4)

「おいっ…ふざけんな、どこ触ってんだよっ」
「…アキさん、怒らない？」
「もう怒ってんだよ、退けって…うっ…馬鹿、…ぁっ」
「えっとね、タチ専ってなんだろう？って聞きたかったんですよね」

コンドームの袋に残ったローションを尻の割れ目に垂らした彼は、何の躊躇いもなく俺の後孔に指を添える。
表面を何度かなぞってローションを塗りつけた後、俺の中に、指が、入れられた。

(マジか、ふざけんなっタチネコもわかんねぇガキが店に来るんじゃねぇっーの！)

怒鳴りつけてさっさと帰ってやりたいが、入り込んできた指は押し出すより先に俺の前立腺を探り当ててまた巧みな指遣いに翻弄される。

怒鳴ろうものなら喘ぎまで出そうで、俺はシーツを噛んでされるがままに尻を弄られる。
和彦の指が前立腺をなぞって押し潰し、いつの間にかに増やされた指で挟み込まれる。
自分でもわかる、みっともなくねだるみたいに尻を上げてることも、咥え込んだ指に吸いついているのも。

「ね、…タチってなんですか？せんって何？」

指を引き抜かれて尻の異物感がなくなると、ようやく呼吸ができたような気がした。
ネコにされそうな俺に対する嫌味かと怒鳴り返したくなるが、見た目だけは本当に好みで首を傾げる仕草にぐっと唇を嚙みしめる。

いつも俺がしていることだ、この後どうなるのかはよく知っている。
後孔に押し当てられた熱の正体が何か、入れた時にどんな反応をするのか、全部知っている。

「んっああぁっ…っは…ぅ、アッ！いた、いっ…ひっ」
「はぁ、…きっついですね…なんか、可愛いなぁ」

我慢できるものならしたいが、内臓を押し上げるようなデカい陰茎が俺の腹に収まると何もしなくても声が漏れ出る。

みっちりと根元まで収めた陰茎が抜き差しされる度に、今まで感じたことのない快感が襲ってくる。
良いも悪いも何も考えられない、何度も抱いた後の子と似たような状態になってるのは嫌でもわかった。

抜けそうになる陰茎を追って必死に吸いついて、肉壁を抉られると悦びに身体が震え上がる。
先走りなのか精液なのかわからない体液が漏れてシーツを濡らし、突かれる度に目が眩むような快楽を叩きつけられる。

「あっンァッ…あ、っきもちっ…あぁぁッ！…あっイ、った…イった！」
「イきましたね、こういうのをところてんって言うんでした？」