そろそろ気付いてよ、この関係いつまで続くの? (Page 3)
「な?こっち来て?一緒に気持ちよくなろう?」
とは言っても動こうとしない河野。
俺は腕を引き、向かい合うように座らせた。
そして互いの反り立つ肉棒にローションをとろりとかけていく。
ゴクリ…と河野の喉が鳴った。
「お前のために、オシャレなお店探したんだぜ?」
鈴口をくるくると撫でながら打ち明ける。
「頼ってもらえるよう、俺自身も気を引き締めて仕事してたし」
今度はカリ首をコリコリと指で弾く。
「お前に楽しんでもらいたくて必死だったよ」
仕上げに俺のモノと合わせて握りこむと、2本同時に上下に動かし始める。
「あっ、やばっ、イクッ…」
予想外に河野が果ててしまった。
若いって素晴らしいな…。
「俺、まだ全然気持ちよくなってないんだけど?」
「先輩の口調と触り方がエロいのが悪いんです…」
「でも、俺もイキたいから付き合ってよ。絶対楽しいよ?」
わざと意地悪く笑って見せ、イッたばかりの河野の柔らかいモノと、イキたくてたまらない俺の硬いモノを同時に握りこんだ。
「ちょ、だめっ、イッたばっか…!!」
「俺はまだって言ったろ?」
「やっ、ちょっ、やばっ…!」
「はっ、はっ、はっ、はっ…」
俺はお構いなしに2本をまとめて激しく上下する。
河野が柔らかくなったことで密着度が増して体温がより伝わってくる。
気持ちいい…。
できればこのままずっと、快楽を味わっていたい気分だ…。
「先輩っ!やばっ、変に、なりそ…」
河野は3度目の絶頂を迎え、まもなく俺も絶頂を迎えた。
*****
翌年の春。
俺は河野の教育係を卒業した。
河野は立派に独り立ちし、俺は部署異動となった。
半年前のあの日から、俺の『頼れる先輩』関係は終わった。業務以外の会話もなく、サシ飲みもあれっきりだ。
新しい部署でデスクの準備をしていると、メールが鳴った。
『相原さん、好き!』
『部署離れるのさみしい…』
俺たちはあの日から、『恋人同士』という、新しい関係を築くことができたのだ。
Fin.
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