最強バイブレーション (Page 3)

瞬に言われるまで俺が抱かれるとか考えたこともなかったっていうのに、スイッチの入ったバイブがうねりながら俺の中に押し込まれる。

肉壁を押しあげて、掻き混ぜて、ぐねぐねと肉を捏ねるようにして奥に入り込むバイブ。
入れられた時はさすがに痛みを感じたが、中に入ってしまえば痛みはなく初めて感じる感覚に鳥肌が立った。

「あっ！…んぁっなん、これぇっ…しゅん、待って、だめっアッ…はぁ…ああっ」

ウィンウィン音を立てて中を掻き回していたバイブが動きを変え、緩急をつけながら俺の中で振動する。
振動が弱まると物足りなくて腰が浮く。腰が浮くと、突然強くなった振動に責められる。

さっき瞬がここ、と聞いていた箇所に電流が走るような感覚に目の前が白む。
やばいのはすぐにわかった、気持ちがよすぎて意識が飛びそうになる。

先走りが止まらないし、喘ぎたくもないのに声が止まらない。みっともなく腰を振って玩具に快楽を求める。

腰を浮かせたタイミングで振動が強くなった瞬間、俺はたまらず射精した。
イった直後にバイブが更に奥まで押し込まれ、ガクガクと腰を震わせながら苦しいくらいの快感に脳が溶けそうになる。

「ひっああぁっ…あっイった、しゅん…瞬、取ってっやばい、やばいのくるっあぁっ！あっ」

抜き差しされる度に触れちゃいけないトコロに触れるバイブが、俺のいいトコロを容赦なく責め立てる。
イったばかりでまだ勃ってないのにまたイきそうになる、むしろまだイっているような感覚に溺れそうだ。
ただ、気持ちがいい。怖いくらいに気持ちがよくて、気付けば俺は泣きながら腰を振っていた。

「すご…ようちゃん、やっぱり可愛い…」

「んっンッ！…っああ！…は、あっ」

押し当てられたままのバイブがまた振動を変えて、ただ当たっているだけなのに俺はイった。
精液は出ていない、けど間違いなくイっている。膝が震えて腰をあげていられなくなると、瞬の手が俺の腰を支えてシーツの上に横たわらせてくれた。

バイブももう抜かれた。何も俺に触れていないのに、全身が性感帯になったみたいに気持ちがいい。