竜宮北別館は男の花園!?~世話焼き乙彦の家臣仲人計画~ (Page 6)
(…調子に乗り過ぎたか…?)
後悔の波が押し寄せたのだが、俺はあることに気づいた。ガクガクと痙攣している亀之助の両手が“バイバイ”するかのように振られているのだ。この仕草――図書館で読んだことがある。亀の雄が発情し、交尾に誘う様ではないか。
「亀之助…手、振るなんて可愛いな。でもお前のち●ぽ、まだ物足りねぇってさ…。腰支えてやるから…逃げんなよ」
*****
「ふぁっ、あっ!!産卵するのは私なのに…はしたない雄汁止まらない――ッ!!」
「――くっ…大丈夫だ、亀之助…この汁はお前のだけじゃねぇ。俺とお前の精液が混ざってんだよ…!」
汚れた布団上で亀之助と対面座位の形となり、こちらの肩に腕を回してもらう。亀頭合わせで扱き合いを行った結果…互いにイき過ぎて潮混じりとなった白濁液を指に絡め、彼の前へ翳(かざ)してやる。亀之助は導かれるようソレにしゃぶりついた。
「…お戯れはもう充分でしょう?早く貴方様の男根を私のナカへ…」
そうは言うが、前戯ですら彼が痛みを堪えるようにしていたのを俺は知っていた。いくら“産卵”に慣れていたとしても、子種を受け入れるのは初めてなのだから、このままでは身体への負荷が増してしまう。
「…先ほど他の者たちのまぐわいをご覧になりましたでしょう?さぁ、そのご立派な男根を私の“菊門”へ――」
そう囁いて枕の下に手を忍ばせた亀之助は、見慣れぬ薬包紙を取り出した。それを口に含んだかと思うと俺に背を向け前屈姿勢となり、薬液を肛門へ練り込んでいく。
「こちらは“ぬめり薬”です…。乙彦様は私を処女のように扱いますが、私は産卵を経験している身。どうかひと思いに貫いてください…これが一時の幸せだったとしても、悔いはありません」
(悔いはないって…勝手に諦めてんじゃねぇよ…!)
「いいか亀之助。俺はお前から離れるつもりはねぇ…覚悟しとけ」
亀之助の眼鏡を外してやり、布団上に仰向けに寝転がる。困惑している相手の腰に手を添え、俺の上へと跨らせると…自然と開きだした彼のアナルに膨らんだままの亀頭をピタリと沿わせた。
「俺が下手だったら逃げてもいい。本当は仕事のことも、乙彦のことも全部忘れさせてぇんだけど…」
「勘違いなさってますよ、磯浦様。私は磯浦様に救われてから――貴方様のことだけを考えております。磯浦様こそ…私との出会いをお忘れではないですかッ!!」
ズチュンッと内壁の圧が俺のペニスを襲った。亀太郎が勢いをつけて腰を沈め、根本まで一気に飲み込んだのである。
「磯浦様っ!磯浦さまぁっ!!」
「…亀之助、動くな!…お前処女膜破れたばっかなのに…」
激しく縺(もつ)れ合う身体。快感に耐え忍ぶよう亀之助が俺の背に強くしがみつけば――俺の背に鈍痛が走る。
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