偏愛監禁~部下に辱められた上司~
千秋賢治は目を覚ますと真っ暗なマンションの一室にいた。なぜそんなところにいるかわからず、自分の足を見てみると鎖で繋がれていることに気が付いた。その暗闇の中にいるのは会社の部下の岩崎だった。俺がいるのに他の男を誘うなんて、と意味の分からないことを言われながら、千秋は岩崎に辱められていく。
「貴方がいけないんです。千秋賢治室長」
目を覚ますと、どこかのマンションの一室にいた。遮光カーテンで遮られた部屋はとても暗く、一メートル先は見えない。今が昼なのか夜なのかもわからない。
「岩崎くん…?」
暗くてシルエットしか見えないが、私を悪いと言う声は聞き覚えがあるのでその人の名前を呼んでみた。その人影が近づいてくると、やはり会社の部下の岩崎くんだった。今自分が置かれている状況を彼に聞くため、質問を続けた。
「どうして私はこんなところに?」
よく見えないのでさらに彼に近づこうと立ち上がると、足元で金属が擦れあう音が聞こえた。目を凝らして見てみると、金属製の鎖が私に繋がっている。その鎖から私の片足には手錠のようなものが取り付けられていた。
「なんなんだ…、これ…」
自分が置かれた状況が全く理解できない。昨日の記憶を必死で思い出した。確か仕事を終えて家に帰ったはずだ。
それからどうしたんだっけ?
「これは一体どういうことだ!? 説明しなさい!」
そう言うと彼はクスッと笑って答えた。
「貴方が悪いんです。俺を誘っておきながら、俺以外を見るから…」
彼が何を言っているのか全くわからない。もう四十代のおじさんである私が、若い年下の部下、しかも男性を誘うわけがない。眉間に皺をよせて睨みつけつつ疑問の表情を向けると、とぼけないでくださいと返事が返ってくる。
「貴方はよく俺を見て笑いかけるでしょう? そういつも俺を誘っているくせに、昨日残業中に他の部下に仕事を教えるふりをして、ネクタイを緩めて誘うなんて」
岩崎くんは仕事ができて優秀な部下だったはず。人あたりもいい。なのにこんな、訳のわからない思い込みをしていたなんて。
「そんなことはしていないっ…! すべて君の思い込み…うっ!」
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