美貌の困惑 (Page 4)

「ねー、最近あっくんとやってないんじゃない?僕たちお出かけしてこようか?」
「んなことしたら逆に静香が気ぃ遣うだろ」
「でも、俺たちがいるとリョウさんもその…浅木さんとしにくい、かもしれないし」
「遠慮しているわけではありませんよ」
「リョウくん、あっくんのこと大好きなのによく我慢できるよね」

着替えを済ませて予定通り並べられた天ぷらうどんを食べ始めれば、当たり前みたいにやるやらないの話が挙がる。

確かに浅木と最後にやったのは先月の頭だし一ヶ月…もうすぐ二ヶ月になる。
俺だって誘ってないわけじゃない、それこそ三日に一度は誘ってその度に断られているから何も言うことがない。

浅木が何を考えてるのかわからないから何かの弾みで出ていくんじゃないかと、そう思ったら強気に出られなかった。

「いっそ付き合えばいいんじゃねえか、なんで付き合わねえんだ?」
「甘えん坊さんだから、私を選んでしまうと皆さんがいなくなると考えているんでしょう?」
「え、そうなの?可愛いー、好き―」
「はぁ?!何の話だ、誰がいつお前らに甘えた?」
「いつも」
「甘やかし甲斐があるもんね」
「何かしてもらうの、好きですよね」
「まあ正直可愛いとは思う」

やらせてやってるだけだっつーのに言いたい放題言いやがる。ムカついて席を立つと、テーブルから離れる前に浅木が俺の手首を掴んで引き留めた。

「求めるものが顔だけなら私たちはここにいないんですよ、いい加減自覚してください」

ここにいれば衣食住に困ることはないし、顔のいい俺といつでもセックスができるからいる。
取り合って喧嘩にならないのだってその平等性が居心地いいだけで俺に執着してるわけでもない。

「お、い…なんだよ」
「わからせってやつです。甘え下手で可愛いリョウさんが私たちに甘えられるように、はっきりさせてしまいましょうか」

飯の途中にソファまで引っ張られたかと思えば、晶と伊千郎が俺の服を脱がせにかかる。
気が乗らない、拒絶しようとした唇を浅木が塞ぎ、後ろから竜に羽交い絞めにされる。

左右の乳首に吸いつきながら器用に服を脱いでいく晶と伊千郎を見ると、毎日やりまくっているのに欲しくなる。

普段はやらない竜が俺の性器を扱いて腰に勃起した性器を擦りつけてくる。
あっちもこっちも責められるのだって慣れている、こいつらとは色んなセックスをしてきた。

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