美貌の困惑 (Page 2)

「っ…ホント、締まりいいよな」
「ははっ…俺に絞られんのは好きだろ?おらっ」

色気も可愛げもない竜に好き勝手やられんのは気にいらないが、確かに竜の締まりは最高だった。
見た目に反して繊細な穴はすんなり俺を受け入れるくらい緩いくせに、抜こうとすればきつく絡みついてくる。
その上俺に跨る時は自分の快感を追いつつ俺が良くなるように気遣って腰を振るもんだから正直長くはもたない。
野太い声で喘ぐ竜に負けじと腰を突き上げ、結腸を貫いてやると背を仰け反らせてひっきりなしに喘ぎを漏らす。

気持ちはいい。不満があるわけでもない。ただ、何かが足りない気がする。

「ただいま戻りました、皆さん起きて…ましたね、おはようございます」

玄関が開いた音にも気づかないくらい起き抜けのベッドを軋ませて、竜の喘ぎを響かせていた。
ちゃんと帰ってきたことに安堵した。浅木の方を見ようとすれば、一層激しさを増した竜の腰に意識を引っ張られる。

「っは…くそ、竜…ッ」
「いい、だろ…く、っ…イ、くぞ…は、ッ」

ぐぽぐぽと腹の底から音を立てて雁首を擦る肉襞、顔を真っ赤に染めて汗を流す竜につられながら俺も限界を目指して腰を突き上げる。

スッキリすると同時にどっと疲れる朝だった、なんて思いながら俺の上でへばる竜を退かし、視線をドアに向けるがそこにはもう浅木の姿はなかった。

寝起きの煙草を一本手に取り、火を点けてくれた晶の頭を撫でると可愛い顔で俺に懐いてくる。
俺が一服してる間、伊千郎は俺の精液欲しさに竜の尻を舐めていた。
馬鹿だなと思う反面、その馬鹿さがやっぱり俺は嫌いじゃなかった。

竜は元々どっちもいける。俺を抱こうとしたこともあったが、俺が拒否ったら一切そっちの顔を見せることはなくなった。
俺がいない時や気が乗らない時、やりたいだけなら正直竜がいるだろと思うが、晶も伊千郎も竜に求めることはない。

「リョウさん、ご飯の前にシャワー浴びる?」
「そうする。…お前の口は気持ちよかった、ありがとな」

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