にゃんこ系ホスト様 (Page 2)
「ん、ふ…手が足りないっつーの、んっ」
バイブを咥え込んで唾液を絡ませながら陰茎を扱けば、疼く尻孔に触れるものがなくてただただもどかしい。
仕方なく濡らしたバイブを尻孔に押し当て、あいつのより小さいのか柔らかいのか思ったよりすんなり入ったバイブの電源を入れて動きを確かめる。
腹の中で押されたり、引っ掻き回されたり、気持ちがいいんだか悪いんだかよくわからない。
感度が悪いわけじゃないはずだけど、あるのはどうしようもない異物感だけだった。
これでイけるわけがない。それならとローションを含ませたオナホールを使う。
二、三回扱くだけで陰茎がビクつき、それに合わせて伸縮する尻孔が快感を拾い始める。
「っあ…や、べっあっンッ…じゅんぺ、んんっ」
使い方が悪いのか、扱く度にぐぷ、ぬぽっと空気を含んだ粘液の混ざる音がして、それが興奮を煽ってくる。
手も腰も止まらなくなって背を仰け反らせながら射精しても、震える腰が止まらない。
益々熱を孕んだみたいに陰茎に絡みついてくるオナホールを握り直して腰を打ちつければ、挿入角度が変わったバイブが俺の弱いトコロを狙ったように突いてくる。
「イく、イく、イッ…あっひ、ぁっとま、な…っ」
押し出されるように射精しても強張った手がオナホールから離れず、バイブの電源を落とすに落とせないままバカみたいに腰を振る。
もう萎えているのに止まらない振動が俺を追い詰めていき、何を言っても止まらない状況に恐怖を感じた瞬間着信音が響いた。
おかずにしようとして開いていた順平の画像は順平の名前に変わっている。
頬を寄せて何度も擦りつければ、小さなスマホの向こうで順平の声がする。
「晴喜さん、今何してますか?」
「んっんっエッチ、して…あっ待ってイく、イくっ」
「おお…もしかして使ってます?」
「ひぁっ…あ、あ、もっやぁ…ッ…やだぁ…」
「晴喜さん、はる」
「じゅんぺ…?…っあ!だめ、ダメッ…っは…うぁ、アッ」
せっかく順平の声が聞けたのに、悶える内に通話を切ってしまったのか順平の声が不自然に途切れた。
途端に寂しさと怖さが押し寄せてきた俺は耐え切れず泣きながら中イきした。
体は気持ちいいんだと思う、けどどうにもならない虚しさがあって心が気持ちよくなれない。
萎えた性器はオナホールから抜けたものの、バイブを止めたくて必死に手を伸ばしても変に力が入って抜けずにいる。
最近のコメント