エネマグラなんか知らない俺と (Page 4)
わざと音を立ててしゃぶりつかれると視覚からも聴覚からも刺激を受けて膝が震え始める。
乳頭をなぞられると背筋がゾクゾクと震え、乳頭を押されると下半身が疼いて呼吸が乱れる。
どうせ社長だって変態だ、それなら俺だってペニスを晒しても問題はないだろう。
窮屈なチャックを下げてガチガチに勃起したペニスを下着から抜きだし、扱こうとしたがその手を止められた。
「進の弱点を見つけましたよ。乳首だけで射精してくださいね」
「は?…あ、っアッ!」
舌の上で転がされていた乳首。先端の僅かな窪みに舌先を押し当てられ、乳頭の奥へと押し戻される。
その瞬間今までに感じたことのない快感を得て言葉通り俺は射精してしまった。
射精している最中にも押し込まれた乳首を舌で穿るから、シートに飛ばして汚した精液のことも気にする余裕がない。
窓にフィルムが貼られているとはいえ外には普通に人がいる。
朝っぱらから高級車で社長様に乳首でイかされるってどういうことだ。
「もうつきますね、少しだけ我慢できますか?」
「うわっなんですか、それっ…ん!」
脚を持ち上げられて社長の手に握られた何かがケツに当てられると、ぬるついたそれはつるっと俺の中に入りこんできた。
異物感はあるが幸い痛みはない。車が停まると社長に手を引かれながら、俺は見慣れないエレベーターに乗りこむ。
ボタンをちらっと見たが、最上階?への直通エレベーターらしい。
「仕事は公私ともに充実してこそやり甲斐があるというもの、そう思いませんか?」
「俺は仕事さえできれば、別に…ん、社長…」
「あなたは不運でしたからね。しかし私と共に歩めばきっと充実した日々を送れるはずです、興味はありませんか?」
「充実と言われ、ても…っ…あれ、…ん…」
定職について人並みの生活をする以外のことは考えられないくらい、満たされた日々の想像ができない。
背後から腕を伸ばした社長はまた俺の乳首を弄り始め、この人のいう充実っていうのはセフレがいる生活のことなんだろうかとぼんやり思う。
そんなのは不誠実だ。愛しているからセックスをするんであって欲を満たすためだけの関係なんて俺には不要だというのに、快楽に流されそうになる。
ただシャツの上から乳首を撫でられるだけで腰が震えかけ、ケツに入れられた何かが動き始める。
腹の中に何かが当たるような感覚はどうにも気持ちが悪くて不快だった。
「ゆっくり息を吐いて、お腹に力を込めてみてください。この辺りを意識して…」
「?…すぅ…ンッ…あ、っなん、ッ」
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