我慢の音 (Page 4)
「っ…颯太、動いて…やばい、やばいイってるんだって!アッあーっあっきもちっあっあっいい、イイッ」
キュンキュンしっぱなしの腹の奥で颯太のペニスを締め付ける度、肉壁が蠢動して射精感が止まらない。
颯太が脈打つ度に、肉壁が蠢く度に、イっているような感覚。
終わらない快感が怖くて腰に添えられた手を強く掴むと、ゴツゴツと腹の奥を突きあげ始める。
突かれる度に先走りなのか精液なのかわからない体液が下着を濡らして、AVかってくらい媚びた声が口から飛び出す。
片脚を持ち上げられて挿入角度が変わると、律動の合間にぐぷっとハマり込む感覚があった。
鈍い痛みと目が眩むような快感に腰を反らして身悶えるしかできなくなる。
「ひっあっ…そ、たっンッ!あ、…あっ」
ゴムがないとびゅるびゅると吐き出される精液の感覚と音がリアルに伝わる。
直腸を一層濡らして肉壁を伝い落ちようとする精液の感触はセックスでしか知ることはできない。
「葵、俺本当は足りてないんだ。もっと葵に触れたいしセックスもしたい、気が乗らない時は…手を貸してほしいとか、思ったりもする」
いつもはゴムをしているから、ぐぷぐぷと下品な音を立てて精液を掻き出すなんて知らなかったな、なんて考えながらうるさい心臓を掌で押さえる。
液体なのにアナルから出る瞬間は少し溜まって、一気にどろっと出ていく精液にまた興奮しそうになった。
「颯太とすんのに気が乗らないなんてない、と思うけど」
「そっか、よかった。明日からは楽しみにしてる、一人でヤる暇なんてもうやんないから覚悟しておいて」
マジで急にどうしたのかと思っていたら一人でしてたのがバレてた。
着替えもしたいしシャワーも浴びたいけれど、颯太の腕にしっかりと抱きこまれた俺は少しの不快感を諦めてその腕に甘える。
ドク、ドク、トクン、トクン、心音は相変わらず聞こえてくる、静かな夜。
さっきまではうるさくて眠れなかった心音が重なって、トクトクと静かに鳴る音の心地好さに眼を閉じる。
颯太がいてくれる限り、うるさくて眠れない夜はもうこないだろう。
Fin.
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