土曜日の秘め事 (Page 3)
「…スゲ、兄貴のナカ熱すぎ…」
「だめッだめぇ…っ、あ…んっ、ああぁ…ッ」
さっき達したばかりだというのにまだ恐ろしいほどの硬度を保っている先端に過敏な肉を掻き分けられ、苦痛にも似た快感にのたうつ。
直矢はピンと伸びた俺の脚を抱え上げ肩に担ぐと、ずるずるっと途中まで引き抜いた肉棒を一気に突き入れた。
「アアアッ…! それっ、おくっ当たっ…ううぅっ」
いきなり最奥を突かれ、唸り声にも似た喘ぎが喉からほとばしった。強烈な快感に体が悲鳴を上げる。
「ナオっナオっ、も、やめっ、あううッ」
「こんなに締めつけてきてるくせに?」
「やだっ、これっ、頭っ、おかしくなるッ」
「なっちまえよ。おかしくなって、俺のことだけ考えてりゃいいだろ」
正常位で、直矢が体重をかけてのしかかる。互いの腹の間で俺のモノがぐちゃりと濡れた音をさせた。
両手で恋人繋ぎをして、絶対に逃げられない体勢で俺の最奥を抉ってくる。
抱き潰されるような感覚が、たまらない。
俺のすべてを知り尽くし愛おしむような愛撫と、今まで押し殺してきた俺への感情をすべてぶつけてくるような激しい行為。
自分にだけ向けられる直矢の激情が嬉しくて、もっと欲しがってしまう。
なんでこんなに好きなんだろう。
…わからないけど、離れたくない。離れていたくない。
俺は投げ出していた両脚を高く上げ、直矢の体に絡めてホールドした。直矢の目が嬉しそうに細められた。
交差させた脚で腰を引き寄せると結合部がより密着し、さっきまで水風船を叩くように鳴っていた破裂音がどちゅっどちゅっと粘度のある水音に変わった。
「…あーこれスゲェ。たまんね…っ」
「あああぁ…っ! ナオっナオっ、もっとっ…!」
舌舐めずりした直矢の熱い手が俺の陰茎を扱き出す。
俺は片手で直矢の頭を引き寄せ、唇を奪い、舌を搦め捕って強く吸った。
迫りくる絶頂感に体を震わせながら俺は、直矢のすべてを全身で味わった。
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