土曜日の秘め事 (Page 5)
「兄貴だって、すげえ気持ちよさそうな顔してる」
「それは…っ、そ、そうだけど…っ。でも、もうほんとに帰ってきちゃうし…それに、もうさんざんシただろ?」
「…足りねえ」
ボソッと呟いた直矢が内部から指を引き抜き立ち上がり、俺をきつく抱きしめる。
「全然足りねえ。何回何十回ヤッても足りねえし、抱くたびにもっと欲しくなる」
「ナオ…」
「今この時間しかねえんだよ。我慢なんてできるかよ」
燃え滾る目で見つめられ、体を反転させられる。
部屋着のパンツを脱ぎ捨てた直矢が屹立を一気に突き入れてきた。
「アア…ッ! ああうぅ…ん…っ、ナオ…ヤ…っ!」
「ッ…! 兄貴のナカ、キツくて熱くてたまんねぇ…っ」
欲を孕んだ声がして、着ていた部屋着を剥ぎ取られた。
上半身を直矢の大きな手が這い回り、ぎゅっと抱きしめながら腰を打ちつけてくる。
「あああっ…! ナオっ、ナオ…っ!」
「こんなの、やめられるわけねえだろ…」
耳元で囁かれ、首筋を強く吸われる。
興奮で尖りきった乳首を両手で転がされ、きつく摘まれた。甘い痛みに背中が反って直矢の雄を締め上げる。
――もうそろそろ、この時間も終わる。また来週だ。
…やだ。そんなの、嫌だ。…もっと欲しくなるなんて、俺も同じだ。もっとずっと、こうしてたい。
射精を促すために俺の性器を握り込んだ直矢の胸元を、俺は後ろ手に押し返した。
「…兄貴?」
「…お前の顔見て、イきたい…」
振り返ると直矢は怒ったような顔で「あんま煽んな。歯止め効かなくなるだろ」と呟き、屹立を引き抜いて俺を脱衣所の壁に押しつけた。
俺の片脚を抱え上げ、再び性器を挿入する。
「しっかり掴まってろよ」と体を持ち上げられ、抱え直そうと体を揺すられた途端、直矢の強靭な屹立が最奥を穿った。
「アアアァッ…! これっ、おくっ、届いちゃうっ!」
「うん、ヤベえな…兄貴のイイトコ当たっちゃうし、俺もすげえ締めつけられてすぐイきそー」
キラキラ光る金髪を汗で顔に貼りつかせて、楽しそうに直矢が笑う。
その笑顔が愛おしくて直矢の首を引き寄せてむしゃぶりつくように唇を塞いだ。
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