さよならが下手だってあいつが言うから、僕はキスもエッチもねだってしまう (Page 2)
「よう…すけっ、や…だっ」
僕が思わず漏らすエッチな声を陽介は咎めもせず、それどころか舌をもっと奥まで差し込んで、歯の裏や喉の方まで刺激する。
陽介のザラザラした舌。口の中を掻き回されると気持ちよくて…その気持ち良さが少し苦しくて。腰が砕けそうになる。
「…こら、ちゃんと立って」
僕のズルズル落っこちていく腰を片腕で支えて、あいつは笑う。叱るようにポンポンと軽くお尻を叩かれると、ますます陽介と過ごしたこの間の夜を…思い出し…て。
「リクト、顔、すごくエッチになってる」
おちんちんもこんなに大きくなってきちゃってるし。
これから帰って寝るって顔じゃないね——陽介は余裕の声と涼しい顔をしてそんなことを言う。酷い。酷いやつ。陽介のバカ。誰のせいだと思ってるんだよ。
でも、そんな反論をするには僕の頭はもう陽介でいっぱいで、舌なんかじゃなくて、もっともっと熱くて太い陽介のアレを喉の奥まで突っ込みたくて、ついでにそのあと後ろにも突っ込んでほしくてたまらない。だから。
「…そうだよ、寝られない」
陽介とキスしたらエッチになって、僕、寝られない。
だから…あいつに「さよならが下手」って言われたことを逆手にとって、僕は陽介にねだる。
「さよならできない…陽介、シよ?」
一緒の家に帰って、僕のアソコをお前のモノでいっぱいにして。
Fin.
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