先生を受け入れるためのレッスンは、今夜も特別延長間違いなしだってわかってる
中学2年生の時からルカの家庭教師をしている匠先生は、大人になってもルカに授業をしてくれる。それは、「匠先生が好きなルカが、お尻で匠先生自身を受け入れられるようになるためのレッスン」。ルカを猫のポーズにさせて、時間をかけてゆっくりゆっくり、匠先生はルカのお尻を開発し…。
匠先生と出会ったのは中学2年生の時だった。
通っていた私立中学の勉強が難しくてついていけなくなりそうになった僕のために親が雇った家庭教師。それが匠先生。先生はその頃大学2年生だった。
難関大学の工学部で研究に打ち込んでいた匠先生は小さかった僕の目にはすごくカッコよく見えた。実際、匠先生はカッコよかった。180cmを超える身長に、小学校から高校までずっとサッカーをやっていた細い体。色素の薄い長めの髪。「ド近眼なんだよ」なんて笑っていた太い黒縁眼鏡だって、匠先生がしていたらとびきりのファッションアイテムに見えた。
僕はたちまち匠先生が好きになった。
先生が僕だけのものになったらいいのにって、そう思って。
「…大人になったら、僕を先生のものにして」
一生分の勇気をふり絞ってそう告白して、OKをもらった。
匠先生は約束を守る人だったから、成人式が終わると、僕を先生の恋人にしてくれた。
それから、匠先生は、先生と付き合うために誰ともしてこなかった「すべてのこと」を僕に教えてくれる。
勉強の家庭教師は高校生で終わったけど。
匠先生は今でも僕の先生だ。
*****
「ルカ、準備はできてる?」
「…はい」
週末、先生の一人暮らししているマンションで、僕はベッドの上にいた。
上も下も全部脱いで、生まれたままの姿を先生にさらして。
先生は上から下までしっかり服を着ているから、僕ばかり無防備で少し恥ずかしい。恥ずかしいなんて先生に言ったらきっと笑われるから言わないけど。
20歳を過ぎて、僕が最初に望んだのは匠先生とのセックスだった。キスとか、そんな子供だましな触れ合いじゃなくて、先生のおちんちんを僕の…そう、僕のお尻いれる、ちゃんとしたセックス。「別に、アナルセックスだけがセックスじゃないよ?」先生はそう言って苦笑したけど、僕は先生のおちんちんが欲しかった。ちゃんと先生のものにしてもらいたかった。
「…でも、先生とちゃんとセックスしたい」
愚図るようにお願いしたら先生は「仕方ないなあ」と折れた。先生は昔からいつだって僕に優しい。
もちろん、「したい」って言ってすぐお尻のセックスができるわけじゃない。それくらいは僕もわかっていたけど、先生は慎重だった。時間をかけてゆっくり、ゆっくり、僕のお尻が先生自身を受け入れられるようになるように開発していった。そう、僕が先生とアナルセックスできるようになるための準備、それが今の先生との授業。匠先生は、僕のセックスの先生だ。
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