兄と僕の世迷いごと (Page 2)
「ぁ…ッ」
後ろ側から、ふにっと肉の柔らかさを感じた。期待で声が上がってしまう。
目が熱くなる。涙がボロボロ出てくる。
タラタラとアホみたいに俺からは先走りが流れる。
頭が沸騰寸前だ。
後ろの穴は、ヒクヒクとひくつかせて完全に兄さんを誘ってる。
兄さんは当てていたものをぬぷぬぷ挿れていく。
嘘みたいだが僕の穴は喜んで兄さんをすんなり受け入れてしまう。
「きも、普段から自分でいじってんのか?」
「うっ…ぅう」
歯を食いしばって、兄さんに応えると、
兄さんは俺の腰を掴み、一気に差し込んだ。
ものすごい激痛に目の前がチカチカとした。
ちかちかした後に、目の前は真っ白になった。
パニックになり目に前にあるシーツを掴む。
兄さんが後ろでゆさゆさと揺れているのがわかった。
「に、にぃさ…いたい、いたいよ」
白黒になった視界が徐々に戻っていく。
キーンと耳の奥から音が聞こえる。
兄さんは俺の腰を掴んでは打ち付けるを繰り返した。
骨と皮膚が打ち付け合い、パンパンッと音を出す。
その音がますます俺の中心部に熱を与え、自分の腹に自分自身のてっぺんがくっつきそうに揺れた。
「ぁーイク」
兄さんのピストンが早くなる。
ガンガンガンっと頭の中が鳴る。
「ぅっァ…!」
何かのポイントを突かれたのか、ビリッと全身に電気が走った。腰が逃げようとする。
涙に塗れる目で兄さんを見ると笑っていた。
腰を再度強くつかまれて引き戻される。
イヤイヤ、と首を横に振ると兄さんは電気が走った部分を再度突く。
そのまま内壁をゴリゴリ擦られる。
「ぅぁあああッやだぁああっ」
自分でも信じられないくらい大きな声が出た。
「ぁああッはなしてぇえっ!イきたい、イきたいよぉに、にぃさッ」
俺の手足はバタバタと大きく弧をかく。
兄さんが俺の首に手をかけ、指にグッと力を込めた。
腰を打ち付ける力が強く、早くなる。
ヒューヒューと必死に酸素を求める。
爆発しそうなくらい下半身が熱い。
頭の中はイきたい以外のことが考えられない。
兄さんが俺の足を天井にVの字に広げ、さらに深く打ち付けピストンする。
「ァ…っはぁッ」
目をギュッとつむると涙が落ちた。
兄さんの汗が上から降ってくる。
ゴリッと中に打ち付けられると、パンッと頭の中で何かがはじけた。
その瞬間、ボロボロと目から涙が大量に落ちる。
「ぁ…ッ!ゥううううグッ」
兄さんのゴツゴツした指が首から離れる。
急な達成感が俺に押し寄せた。
「ァ…ッぁ…」
俺自身からはゴポゴポと、バカみたいに精子が出てくる。
体中はビリビリとしびれて、指先一つも倦怠感で動かすことができない。
物言わぬ人形のような状態になった俺から、兄さんはズルリと刺していたものを抜く。
すると、ゴポッと音を立てて白い大量の液体が穴からドロドロと流れてきた。
それを見ると目頭が熱くなって、また涙が垂れた。
兄さんは何かを俺に訴えていたが、俺にはもう何も聞こえなかった。
酸素を吸いたくて必死に空気吸って、目を閉じるとまた下半身が熱くなった。
パクパクと口だけが動く。
―――兄さん。明日がまた、楽しみだね。
Fin.
可愛い〜
受けの反応が可愛いッ
いいぞ、兄さんもっとやれ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
モネ さん 2020年10月17日