攻めなの?受けなの?どっちが好きなの?? (Page 3)
オレの処女喪失はどうかって?
そりゃあもう、気が狂いそうな、頭がおかしくなりそうなほど気持ちがよかったさ。悔しいけど。
漏れそうな声を枕で必死に押さえて、海にされるがまま、ナカをかき回されグチャグチャに犯されていた。
絶対に感じているところは見せたくなかった。
それなのに…。
コリコリッ、とした、今までとは違う感触が…。
「りっくん、んっ…ここが前立腺、だよ…ココ、すごく気持ちいいんだからね…?」
…知ってる。オレはいつも海のソコを集中的に責め上げているのだから。そうするとどうなってしまうのかも…知ってる。
コリコリッ…ズンッ!グッ!!グチュッ…。
「んっ…はあぁん!!」
それは、今まで押し殺していた声が抑えきれないほどの強烈な快楽であり、目の前がチカチカして、自分が自分でないような…そんな感覚にめまいがした。
オレはイイトコロを突き上げられる度に、悲鳴のような声を抑えることができなくなってしまった。
「りっくん…ねぇ、かいちゃんって呼んで?」
「かい、かいちゃあああ…!!」
「ダメ、ちゃんと呼んでよぉ」
「かい、ちゃん…かいちゃんっ!なんか、変な感じっ…!!」
「いつもボクが言ってるでしょ?ホラ、これからどうなるか、知ってるよね?」
さらに強く、深く、腰が打ち付けられると、頭が真っ白になり、頭を垂れた自身からは半透明の液体がタラタラと溢れ出し、そのまま意識が遠のいて行った。
遠のく意識の中で最後に聞こえた言葉、それは…。
「メスのりっくん、超かわいい」
*****
目が覚めると、隣にはいつも通り海が眠っていた。
相変わらず体は気怠い。それもそうだろう。だって昨夜のオレはハッスルしたからな!!
それにしても、妙な夢を見たもんだ、体が入れ替わって、オレがネコになるなんて。
海の体だったとはいえ、不思議と鮮明にあの快感を思い出せた。衝撃的な快楽の波に襲われたことを…。
そんなことを考えているうちに、海も目を覚ました。
「なぁんだ、もう元に戻っちゃったかぁ」
えっ…?
「りっくん、今度は自分の体で気持ちよくなってみない?ボクもさ、かわいく鳴くりっくんを、また見たいんだよね」
あれは、夢じゃなかったのか…!?
混乱して固まっていると、海はオレの手を取り、自身のイキリ立ったモノへ触れさせた。
「ボク、どうしても忘れられないんだ、あの感覚が…」
オレもだよ、とは口が裂けても言えない。
が、優しく尻をなでられて、また体がビクッと跳ねてしまった。
「ホラ、うつ伏せになって。今回は初めてだから、たくさんほぐしてあげなきゃね…」
こんな、こんなはずじゃなかった、オレはバリタチのはず…なのに。
抵抗できずに身を任せるのは、やはりあの時の快感が忘れられないからだろう。
「また、かいちゃん、っていっぱい鳴いてね、りっくん…」
顔を上気させ、鼻息荒く話す海は、オレの知ってるかわいい海ではなかった。だがそれでもよかった。
だって、オレはどんな海でも好きだから。
オスへと変貌を遂げた海に抱かれて、メス堕ちしていくらでも鳴いてやるさ…。
「かいちゃん、優しくしてね…」
Fin.
面白かった!
コメディなのにちゃんとエロくて良かった!
しゃしゃ さん 2021年3月10日