先生たちの秘めごと (Page 2)
「んっは…ぁっ…」
腹の上までたくし上げられたシャツとベストを自分で落ちないように押さえて、タカミヤは壁に背中をあずけて弱々しく立っている。そんな彼の正面に腰をかがめているナリタは、立派に立ち上がったタカミヤの雄を口でいじめながら、指は後孔をかき回していた。
プルプルと震えているタカミヤの太モモが、彼の限界が近いことを教えている。
キュゥと強く吸い上げてからボロリとソレを口から出して、鈴口と袋を舌でチロチロと弄びながらナリタは上目遣いにタカミヤを見遣った。
「ふはっ相変わらずエッロい顔。なぁ。シャツの裾、口で咥えてよ」
そう言いながら、ナリタはタカミヤの後孔に挿れた指をグチグチとピストンさせる。
「なん…ですか、それ」
「見たいんだって。やってよ」
ふる…とシャツを掴んでいる手を震わせながら、タカミヤはそれを首の方まで持ち上げるとハム、と裾の一部を口に咥えた。
「こ…う、ですか」
ニマリと満足そうにナリタが笑った。
再びタカミヤの自身を口いっぱいに含んで、ジュププと激しく動かし始めた。同時に後孔を刺激する指がピストンされるたびに、パチ、パチと軽く尻肌を手の平がたたく。
「んむっん…やっ、ナリタせんせ…イッちゃうから、ヤメテっ…」
健気にシャツの裾を噛んだままで必死に言うタカミヤを気にする様子もなく、ナリタは口内でピストンを続ける。
震えた手が、グッとナリタの頭を押さえた。
「なに。さっさとイケばいーじゃん」
シャツを口に咥えたまま、フルフルと涙目でタカミヤは言う。
「ナリタせんせいと、一緒がいいです」
一瞬ポカンとして、ナリタはソロリと指を抜いた。
そうしてからよっこらせ、と立ち上がったナリタは自分のジャージのズボンをいそいそと下ろすと手早く避妊具を装着する。
「あんま可愛いことばっか言ってるとさぁ…タカミヤせんせー…」
なにか言いかけた口をクッと結んで、ナリタはタカミヤの体をグルリと反転させてきた。
年季の入った絵の具の染みが付いた壁に、上体をもたせるようにすると、後孔に触れる熱の感触。待っていたとばかりに、孔の奥がヒクリと反応する。いつの間にか壁に染み付いて馴染んでいる絵の具のように、ナリタとのセックスがすっかり身体に染み付いているのだとタカミヤは実感していた。
「あっ…ああんっ」
ズンっと奥まで突き上げられて、思わず背中がしなる。
ナリタの手がスルスルと胸元を這い、手探りでも簡単に見つけられるぐらいに張っていた先端をクイッと摘んできた。
乳首を刺激されながら、ナカを突かれると、さっきイキそこなったせいもあって、すぐに達してしまいそうになり、タカミヤは強くシャツの裾を噛んだ。
「ふぁっ…あ、ひゃ…あっあ、ああっ」
と、そのとき、ガララッと美術室のドアが開く音。ピタ、とナリタは動きを止めた。
パタパタと軽やかな足取りが2足分。
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