王子の秘めごと (Page 3)
スキアに欲情した俺の男根は、数分前に果てたはずなのに、また元気を取り戻している。
ゆっくりと、俺は、スキアの菊壺に男根を飲み込ませていく。
「…ぅあぁっ…ランビィっ…」
吐息交じりのスキアの声が部屋に響く。
「動かすよ?」
「うん…」
俺は、ゆっくりと腰を動かした。
じゅぶっ…ぐじゅっ…卑猥な音が部屋の中に響く。
「あんっ…!はんっ…ランビィっ…」
「スキアっ…んふっ…気持ちいよっ」
気持ちよくて、俺の腰の動きは徐々に速くなっていった。
「はんっ…んあっ…ランっ…ビィっ…」
「スキアっ…気持ちいい?」
「気持ちいい……気持ちいいよっ…ランビィ…!もっと…ランビィっ…愛して…!」
この言葉はスキアの心の奥底にある言葉なのだろう。俺が、その愛情を注ぎこむのだ。
「スキア…もう…俺っ…出ちゃう…」
「うん…気持ちいよっ…僕の中にっ…出して!!」
「うぁぁぁぁっ…スキアっ…」
「ランビィっっっっっ!!!」
俺たちは一緒に果てた。この絆は誰にも断ち切れないものだと感じながら、俺は妃を迎えることを決意した。
*****
1か月後。俺は妃として黒髪の女性を迎えた。トウの国の姫で完全な政略結婚だ。
俺は国王となり、両親は引退をし、城を去った。両親が城を去った夜に俺と妃はスキアの部屋に足を運んだ。
「スキア、紹介する。俺の妃だ」
「初めまして、妃となったリンメイでございます。スキア様のことはランビィ様から聞いて存じ上げています」
戸惑いながらこちらを見ているスキア。それもそうだ。俺が妃をもらったことは知っているが、自分のことを話していたなんて思わなかったのだろう。
「スキア様。あなた様には今後、ランビィ様を支えていただくために、ランビィ様と共に過ごしていただきませんでしょうか」
「スキア、おまたせ。もう、この部屋から出てもいいんだよ。もう両親はいないから俺たちと一緒に暮らそう」
俺は、そっとスキアに手を差し伸べる。
しかし、スキアは俺の手を取ってはくれない。
「僕は…邪魔じゃないかな…」
「いいえ。スキア様はランビィ様に唯一無二の存在です。なので、私はスキア様も受け入れたいのです」
「僕は…邪魔じゃないの?」
「はい。むしろ、スキア様とランビィ様の秘めごとに私も入れてもらいたいくらいです」
「彼女は、俺たちが愛し合っていることもわかったうえで、スキアを受け入れてくれたんだ」
俺と妃のリンメイの言葉に、スキアはゆっくりと俺の手を取った。
「僕…寂しかった…ランビィしか…いなかったから…」
「いまからは、私もあなたを愛していくと誓います」
こうして、20年間幽閉されていたスキアは解放された。
俺は、スキアをこれからも愛し、それを受け入れてくれた妃を守ろうと決意した。
Fin.
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