ドロドロにとろけて (Page 3)

 カーテンが引かれた昼下がり、クチュクチュと卑猥な音が部屋に響いた。

 ベッドに組み敷かれるアヤは、ローションと体液でベトベトになる身体を快楽に震わせる。

 お腹いっぱいに挿入した僕のペニスで、アヤの知らなかった快楽を教えると宣言通りにドロドロにとかした。

「ま、き…も、う…」

 逃げるように手を伸ばし、涙でぐしゃぐしゃの顔を枕に押し付けられ可愛い顔を隠される。

隠させないために、あごを持ち上げて上に向かせた。

「顔、隠しちゃだーめ」

「ぁ…」

 のけ反りながらも僕の唇を受け入れると、アヤの奥深くがきゅう…と締まる。

 キスで感じるたびにアヤの腰が動き、離さないと言わんばかりに僕のペニスをくわえ込んだ。

「んんっ…んぅ」

 飲み込んでも飲み込んでも唾液が溢れ続ける。

 アヤの口の端から流れる唾液が、ベッドへと垂れていやらしい銀の糸をつないだ。

 初めてのセックスだったけど、妄想のおかげか、いい感じにアヤを気持ちよくさせることができてる。

 もしかしたらアヤは快楽に弱いのかもしれないけど…。

 それでも気持ちよくなってくれていることに安心した。

「んんっ、ま、き…もう…」

「…もう、なに?」

 チュプッ…とアヤの口内から舌を抜くと、アヤを支えていたあごからも手を離す。

 支えのなくなったアヤの身体はベッドに沈み、呼吸を整える間も与えずに腰を打ち付けた。

「ああっ、あっ、ま、って…!」

 なんて好都合だろう。

 『待った』と声を上げるアヤじゃないと、僕の願いはかなわない。

「な、なんっひぃ…! あぁ、まっ、ってよ、まっ…ッひああああ!」

「アヤちゃん、僕はドロドロにさせるって言った、よね?」

 パチュパチュと音を響かせ、アヤのいいところを責める。

 奥深くを突くたびにアヤは声をあげた。

 甘く痺れるような声に涙声が混ざり、いやらしさがさらに増す。

 コツコツ…と奥をノックするたびにアヤは喘いだ。

 どんなに懇願されても、アヤがイッてもやめてあげない。

 もっと『ドロドロ』になれるはずだから。

「ま、き…まきぃ…!」

「んー?」

「も、おねが…おねがぃ」

 透明な涙を流しながら、潤む瞳で僕を見上げるアヤ。

 その瞳ににっこりと笑いかけた。

「もっとドロドロになろうね、アヤちゃん」

「ひぃ…!」

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