観覧車とヤクザ~再会はゴンドラの中で~ (Page 3)
「最近は相手を探すことも諦めたらしいな。……こっちも使ってないのか」
「ばか、ここ、観覧車……、ぁ、もとま、さ、ん、ぁ、……ッ」
次に触れてきた手はジェルらしいぬめりをまとっていた。
長い指がでん部の合間をぬるっと探り、きつい入り口に塗り込むように軽く撫で、ぐっと力を込めてくる。
亮介は暴れながらも下肢に力を込めたが、元雅の指は容易くずるっと身体の中に滑り込んだ。
「ぁ、……ンッ 待て、最近ホント、ヤってな、ぃ、から……、ぁ、ぃ、んぁ、ァッ」
びくっと上体を跳ねさせ、亮介は涙目で丹精込めて掃除しているゴンドラの壁を見つめた。
長い指は容赦なくずるずると入り込み、何度かそれを繰り返して中がジェルでねっとりと濡れると、今度は二本の指が一気に根元まで突き入れられる。
「ぅ、はっ 止め、ろ、もとま、さ、ここ、ここじゃ、嫌、だ、……ぁ、ひぁ!」
「流血沙汰にならないように気を使ってやってるのになに言ってんだ。……入れるぞ」
「!」
ぴたりと熱い切っ先を押しつけられ、低く欲情の滲んだ声が告げた一言にざっと全身があわ立った。
自室や教室、体育館の倉庫や生物準備室で時間があれば彼に何度も抱かれた。
必死になって忘れようとしていた記憶がせきを切ったようにあふれてこぼれ、亮介は強く奥歯を噛み締める――覚えているよりも熱く太い性器がきつい入り口をこじ開けて入ってきた。
「ぁ、……ゃ、入れ、入れん、な、……ぅ、ぐ、嘘、だろ、……ァ、はっ まだ、まだ入って、もとま、さ、も、もぉムリ、ムリだ、から……、ぁ、あぁっ」
後ろに引っ張られる腕が痛い。
あの短時間にしっかり濡らされていたのか、鈍痛はあったがそれ以上に懐かしい体温に首の裏がざっと総毛立った。
拒んで力を入れているせいで彼をまざまざと感じてしまい、亮介は拒んで藻掻きながらも脳裏にぱっと散った愉悦に腰を跳ねさせる。
「だ、ダメ、だ、もと、まさ、……はぁ、アッ」
「そんなに締め付けなくても弾切れになるまでイカせてやる」
「ひゃぁ! ァ、アッ そん、な、急にはげ、しく、……はぁ、ァッ もとまさ、ゃ、早い、から……!」
腰をつかまれて彼しか知らない奥まで深々と穿たれる。
そのまましっかりと濡れた中でゆるゆると動かれ、久々の愉悦が背筋をぞわぞわと駆け上がっていった。
亮介は熱い息を吐きながら下に敷かれた背広を強く掴んだ。
浅いところを掻き回してえぐり、小刻みに腰を揺すりながらずるっと奥まで突く――息が詰まるほどに懐かしい元雅の動きに身体が一気に熱くなる。
は、と背後で漏れた元雅の声は確かに笑っていた。
「腰が揺れてるぞ、亮介。前みたいにおねだりしろよ、イイトコロを突いてくれって」
「んは、ぁ、……ッ そこ、そこは、ぁ、元雅、あぁ……、ぃ、ンッ 待て、だめ、だ、から、お前じゃ、お前じゃ感じ、たく、な、……あぁ!」
「俺じゃ感じたくない? ……それじゃこれはなんなんだよ。すっかり濡れてるぞ」
「ぁ!」
下腹を探った手が性器を強く掴み、駆け巡った鋭い快感と鈍い痛みに亮介は藻掻いた。
その間にも奥まで容赦なく突かれて身体の奥の方でいやらしい水音がぐちゅぐちゅと響きわたる。
身体を跳ねさせながら強く食んだ途端、手の平で性器を擦られ、目の前がさぁっと白んだ。
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