星のみぞ知る (Page 2)

唇が触れては離れ、また触れあって、ほとんど無意識のうちに月斗は星那の体に服越しに手を這わせていた。
後ろから抱えこみながら、深く貪るような口づけで星那の意識を捕える。
しばらくは服からボトムの上だけでその細く引き締まった体をまさぐっていたものの、どさくさ紛れに服の裾から手を差し入れた。

「っ、ん……月斗…ここ、外だから…ッ…」

「大丈夫、誰も来ないって……俺、もう我慢できねぇ」

とっさに上がった制止の声と手を柔く牽制（けんせい）し、低い体温を堪能するように撫でながら胸の先端をかすめる。
静かな夜に自らの存在を示すように、わざと小さな水音をたてながら耳から首筋と舌を這わせ、口づけていく。
久しぶりに触れる恋人の体に抑えがきかず、性急にもう片手は布越しに星那自身を撫で上げては軽く揉んで刺激を与えた。

「ぁ、っ…だ、め…だって…」

「とか言って、星那だって満更じゃなさそうじゃん」

早くも固さを増しているそれを少し強めに撫でると星那は甘い声を漏らし、とっさに口を手の甲で覆う。
そうしてしばらく星那の体をまさぐっていると、力が抜けたのか体を預けてきた。
その様子に味を占めた月斗は星那のボトムのファスナーを下げて下着の中に手を差し入れ、すでに熱を持ち始めているそれを緩く扱く。

「っ、ん……は、ぁっ…ッ…」

「…星那…気持ちよさそうだな…声、我慢できそう？」

口元を必死に押さえながら、快楽を享受する様子に堪らなくなり、月斗は星那のボトムを下げて臀部（でんぶ）をさらけ出す。

「はぁっ、ぁ…や、隠し、て…っ…」

「隠したら、お前のここがよく見えないだろ？大丈夫だって…俺と星しか見てないから」

冷えた空気にさらされながらも星那のそれは熱が冷めず、月斗は先端から流れる先走りを指に絡めて後孔を撫でた。
その指の動きに素直に反応を示す星那の耳たぶに小さな音と共に口づけ、ゆっくり中へ指を侵入させる。
まとわりつくような暖かく柔らかな内壁の肉感に月斗は唇に弧を描き、その感触を楽しむように指を律動させる。
そして大きく脚を開かせ、指の動きを見せながら楽しげな声音で星那の耳元で囁いた。

「ほら、見えるか？俺の指が星那ん中に入ったり出たりしてんの。…いつもより感じてるな。外でシてんの、ドキドキする？」

「あっ、ぁ…やめ…っ…変なこと、言うなッ…」

抵抗するように手首を掴まれるもその力は弱く、一層快楽の波に溺れさせようと内壁を本能のままに擦り上げていった。

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